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24話
校門の前には複数の先生達が立っていた。
なんで、校門前に?とは思ったけど、
僕は気にせずに校門を出ようとした
その時...
『ちょっと、君。
待ちなさい。』
「へ?
ぼ、僕、ですか?」
まさか、声をかけられるなんて
思ってもなかったから変な声が出た。
『授業はどうしたんですか。
もうすぐ始まりますよ。』
ズル休みしようとしてると勘違い
されているみたいだった。
それなら問題ない!
正当な理由ならある!(決して正当ではない。)
「あ、えっと...
あ、足が痛くて...早退して、
病院に行こうと思ってて...」
別に悪いことじゃないのに、
いざ、説明しようとすると
言葉が詰まってしまう...
『それは、仕方がないですね。
一応、名前を教えてくれますか。』
納得してくれて一安心!
「あ、はい。1年の吉永です。」
『吉永...』
先生は手に持っていたファイルから
何かを探し始めた。
ん?おかしなこと言ったかな?
『...吉永くん。
至急、生徒会室に向かいなさい。』
先生の言葉に目が点になる。
「え!?でも、病院に...」
『生徒会から呼び出しがかかっています。
病院へは、それが終わってからにしなさい。』
「そ、そんな〜!!!!!!!!」
僕の言葉は学校中に響き渡ったと思う。
生徒会室に行きたくなくて、
翔にまで嘘をついたのに...
僕は、渋々生徒会室に向かって歩き出した...
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