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31話

「...くん、吉永くん?」 レオの呼び掛けで、我に返る。 「...あ、すみません。 どうかしましたか?」 「いや、急に黙るから驚いちゃって笑」 「あはは...すみません笑 僕の悪い癖なんですよ。 考え事してると、 1人の世界に入っちゃう的な?...ハハッ」 「そうなんだ... 吉永くん、もしかして... 生徒会、あんまり好きじゃない?」 レオ鋭いな笑 でもね、あんまりじゃないよ。 かなり好きじゃない。うん。 「え?いや!全然!! そんなことないですよ!ハハッ 光栄です!本当に!...ホントウニ..」 「そう?笑 ならいいんだけど笑 とりあえず、明日からよろしく!」 「こちらこそよろしくお願いします。 精一杯、働かせていただきます...」 そう言って、レオは颯爽と帰っていった... 僕も教室に戻らなきゃ... 教室に戻って、残りの授業を受けたけど 今日は何にも頭に入ってこなかった... 頭の中は、明日からどうするか。 ただそれだけで...

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