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3話

「そうなんですね!」 「僕、1-Sのモ...じゃなくて、 吉永羽瑠です。」 間違えて、モジャ男って言おうとしちゃった笑 ...末期かなぁ笑 「2-Cの春山晶(はるやま あき)といいます!」 すごく、フレンドリーな先輩だな... 見た目も中身もいいなんて、 神様は不公平... 「先輩だったんですね。すみません、知らなくて... 敬語じゃなくて大丈夫です... 僕の方が後輩なので...」 「あ、そうだよね... でも、本当に僕のこと知らないの?」 「えーっと... ...どこかでお会いしましたっけ?」 頑張って思い出してみたけど、 こんな人に会ったことなんてない。 前の人生でも見覚えはなかった。 美少年すぎて有名なのかな? 「ふーん...知らないならいいんだ!」 一瞬、春山先輩の顔が曇った... その時は雰囲気が変わってて、 少し怖く感じた... でも、直ぐに元に戻ってて、 見間違いだったかな... 春山先輩と話していると、 扉が開き、生徒会メンバーが入ってきた。 「はぁ〜、千景もう疲れたよ... 大和〜、肩揉んで〜」 「...分かった。」 「京介、この予算についてなんだけど...」 「何度も言うが、そこは変えられないぞ。」 「.....」 やっぱり、個性が爆発してるなぁ... 何度見ても、見飽きないよ... 「あれれ〜!昨日まで山ずみだった書類がなくなってる〜!!」 そう言って、千景先輩は部屋の中で 飛び回ってた。 書類がなくなって嬉しそうだ! よかった... 「...本当だ。...京介か?」 「俺が、金にもならないことをすると思うか?」 「だよね〜! じゃあ、誰が... 」 片付けてる時は考えてなかったけど、 まだ来て一日目の僕が書類を片付けてたら おかしいよね... どうしよ... 黙ってても、余計疑われるし、 ここは正直に言うべきか... 適当に片しましたって言えば大丈夫でしょ。 そう思って、口を開こうとした時... 「ぼ...「すみません、僕です!」 僕の言葉は、誰かによってかき消された。 嘘の発言とともに...

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