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9話

ピピピピバンッ... 「ん...んーん...何時... え?6時...ね、寝坊した!!!!!!!!」 5時にかけたはずなのに1時間も 起きなかったなんて... 翔が下に来るのは6時15分... 制服着て、ご飯を省いて、 歯を磨けばギリ15分... ダダダダッ 「羽瑠〜ご飯は...」 「ごめん!寝坊したから大丈夫!」 「1口ぐらい食べないと...」 「んーーー、翔来てるからもう行く!」 「羽瑠!お弁当!」 「あ、忘れてた... 母さん、ありがとう!」 「昨日もあれから夜ご飯食べてないみたいだし、大丈夫なの?母さん心配で...」 「い、いってきまーす!」 「ちょっと!羽瑠...もう...」 バタンッ 「翔!ごめん!寝坊しちゃって...」 「いや、俺も今来たとこって、 いつになく、すげぇ寝癖だな... 鳥の一羽ぐらい出て来るんじゃないか?笑」 「失礼な! 僕の頭に鳥さんは住んでませんよ!」 「すまんすまん。とりあえず... ほら、これ被っとけ!」 そう言って、翔は鞄から取り出した帽子を 僕の頭に被せてきた.. 「あ、ありがとう...」 「まぁ、あれだな。 お前の頭見て、小鳥が巣だと思って 入ってきたら...可哀想だろ?笑」 「そ、そうだよね...って バカにしてんじゃないかぁ〜!! 待て!!翔ーーー!!!」 寝不足でだいぶ疲れてたけど、 翔に会ったらどっか飛んで行っちゃった笑

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