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26話 翔side
俺の予想が正しければ、あいつはここにいるはずだ...
バンッ!!!
俺は、生徒会本部のドアを乱暴に開けて
真っ直ぐにそいつのとこに向かった。
「な、なんですかあなたは!」
そんなとぼけた顔しやがって...
気づいたら春山の胸ぐらを掴んでいた。
「おい!標識を変えやがったのはお前だろ!」
「な、何言って...」
「しらばっくれんな!羽瑠はお前のことを告げ口なんかしなかった!何もしてねぇのに!なんでそんなことすんだよ!」
「ぼ、僕がッ...何をしたってッ...
いうんですか?笑」
そうやって、笑いながら
平然と嘘をつくこいつに
俺の頭の中で何かが切れた音がした。
「お前も羽瑠が味わった痛みを知ればいい...」
「や、やめ...」
「翔!!!!」
遠くから聞こえる俺を呼ぶ声に、
春山の顔面寸前のところで拳が止まった。
「!!!」
「ハァ、ハァ、ハァ...翔!!何やってんだよ!」
そこには、息を切らした姫島先輩がいた。
「姫島先輩...羽瑠が受けた痛みを
こいつに分からせてやるんですよ。」
「はぁ...だーかーらー
何も知らないって笑」
「翔。そんなことしても吉永君は喜ばないと
思う。1回、落ち着け...」
「こいつがやったって事は分かってるんです。」
「そこの凡人。とりあえず、
僕を助けるのが先でしょ!?」
「 あの、黙っててもらってもいいですか?
「なっ!」翔...とりあえず、ここを出よう。
生徒会が来たら面倒なことになるから...」
「おい。お前達。ここがどこだか分かっての行動か?」
背後から声が聞こえ、振り返ると生徒会役員3人が入口に立っていた...
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