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14話 翔side

『あ、あれがあのモジャ男なのか!?』 『信じられない!』 『外見が少し変わっただけで、しょうもない庶民であることに変わりないですわよ!』 『で、でも...魅力的な顔だった...』 バンッ... 「おい、ほざくのもいーかげんにしろ。」 『『『ひっ!』』』 クラスのヤツらは急いで 自分の席に戻って行った。 「はぁ...眼鏡つけてんのにこれかよ。 これから、俺はどうしたらいいんだ?」 羽瑠が自覚してないのが問題か... もう1回ちゃんと言わなきゃダメなのか? でも、あいつ信じねーからなー 〚翔、何回も言うけど、 僕が可愛かったらみんな僕の顔見て目線なんて逸らさないし、逃げたりなんてしないでしょ? 慰めてくれるのはありがたいけど逆に悲しくなるからもうやめて。〛 って言うしなー... 小学校の時みたいに照れられたり、惚れられたりするならまだいいが、変なやつらが出てくる可能性もあるからな... 「誰かとくっついてくれれば俺も安心して恋愛できるんだけどな... まだ無理そうだな。ハハッ...」 僕が居ない間に静かな攻防と翔の葛藤があったなんて僕は知る由もなかった。

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