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第二章・21
その滑らかな双丘を鷲掴み、後膣にルキアノスは自らを擦りつけた。
先走りの体液が絡まり、ぬちゅりぬちゅりと粘った感触がギルを襲う。
腰が震える。
反応して、淫猥に動き出す。
「ルキ……ア、ノスッ」
つぷ、と先端が挿入った心地がした。
すぐに、押し込まれてきた。
痛みを覚悟していたが、自分でも信じられないくらいスムーズにギルの体はルキアノスを受け入れた。
挿入った。全部。
立っているため脚に力が入り、ギルの後膣はルキアノスを強く締め付けてくる。
もう、これだけでも感じて、イッてしまいそうだ。
ルキアノスは改めてギルの腰をしっかりと両手で支え、体を叩きつけ始めた。
肌と肌がぶつかる音にシャワーの水音が加わり、その音ですら興奮の材料となる。
「ギ、ル……、ギル、ギルッ!」
激しさも、速さも増しながら、ルキアノスは腰をひたすら打ち付けた。
下から抉るように突き上げるので、ギルの体内の前立腺に先端がずんずん当たる。
「ッく、んあぁ! あッ、あッ、あぁあ!」
本能の赴くまま、ギルも甘い悲鳴をあげていた。
あまりの快楽に逃れようと身をよじるが、腰をしっかり掴まれているので逃げるに逃げられない。
悶えるのが精いっぱいで、しかも身をよじればさらに体内のルキアノスが暴れ、予期せぬ刺激を与えてくる。
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