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新婚初夜(1)

俺は遥さんからのプレゼントをこっそりとバッグに忍ばせて家に戻った。 中身は何だか分からないけれど、満さんに見つかったら何かヤバいことになりそうな予感がして、取り敢えず隠したのだ。 結局…この予感は大当たりになるのだが… 玄関まで手を繋ぎ鍵を開けると、満さんは 「さて、檸檬。せぇのぉ」 ひょいっ 「うわぁっ!」 いきなり何の前触れもなく、横抱きにされた。 「みっ、満さんっ!?」 「ははっ、新婚さんらしいだろ?」 何でドヤってんだ!? 俺、いくら細身だとはいえウン十ウンキロあるんだよ!? それを軽々と抱えるなんて…どれだけ鍛えてんだ!? 慌てふためく俺をよそに、満さんは靴を脱いでリビングへ。 「満さん、俺の靴っ!」 「分かってるよ。檸檬、いい子にしてて。」 俺を座らせると、今度は跪いて靴を脱がせる。 俺、どんな扱い? これじゃあ、まるで“姫”だよ。 玄関に靴を置いてきた満さんは 「檸檬、一緒に入ろうか。」 「え?何に?」 「風呂に決まってんだろ!」 「ヤダ!恥ずかしいからやだ!」 「えーーーーーっ!そんなぁーーーっ! れもーーーーーんっ!」 恨めしげな叫び声と視線を完全無視。 ボヤきながら唸る満さんをバスルームに押し込んだ。 ふぅ…諦めたか…… だって、ヤだよ。恥ずかしいもん。 それに、俺にはが必要なんだから。 あ!そうだ。 遥さんからのプレゼント、何だろう。 『旦那様が喜んで今夜使うといいもの』って何だ? 今のうちに開けてみよぉ〜。 かわいいラッピングのリボンを外し、ガサゴソ…ん?これ何だ? 白い細かなレースの小さな布…ハンカチ?ハンカチなんか喜ぶのか?何で? いや、違う…これは…… ひらりと現れたのは…下着だ……それもTバックの! 両サイドを引っ張ると、程良く伸びる。 ストレッチ抜群の素材だ……

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