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新婚初夜(4)
意外と…しっくりくる。
ぴったりと肌に吸い付いたストレッチ感抜群の小さな布は、俺の大事なところをちゃんと包んでくれていた。
「ん?」
鏡の前でくるくると回ってみた。
白いレースが清楚な雰囲気を出してて、それなのに凄くエッチで。
お尻がぷりっと丸見えだぁ!
「……イケてる……かも。」
思わず声に出てしまった。
遥さん、あなたの見立ては凄いです。
これは…これを見た満さんは何て言うんだろうか……ちょっと心配だけど…何だか俺までワクワクしちゃってる。
待ち兼ねた狼に突撃されないように、その上からバスローブを羽織って急いで寝室へ向かった。
コンコン
「…満さん…」
満さんはベッドに腰掛けていた。
「檸檬、おそーい。」
俺の側に駆け寄ると、むぎゅーっ、と抱きしめてきた。
同じボディソープの香りに包まれる。
ふわりと宙に浮いた、と思う間もなくベッドに横たえられた。
「俺の檸檬は、焦らすのが上手だな。
待ちくたびれたぞ。」
はだけた胸にぐりぐりと頬を擦り付けられ
「満さん、擽ったいよぉ。」
頭を押しのけようとするけれど止めてくれない。
それどころか、バスローブを脱がせながら乳首をじわじわ愛撫してくる。
ダメだって。
そこ、満さんのせいで感じやすくなっちゃったんだから。
少しの刺激でぷっくりと勃ってくる先端を嬉しそうに指で摘まんだり擦ったりされる。
両手で口を押さえて我慢するけど、手の隙間から吐息が零れ落ちる。
やがて、満さんの右手が下に降りていって、バスローブの裾を開いた。
「うおおっ♡」
嬉しそうに叫んだ満さんの動きが止まった。
ガン見している。
満さん、耳まで真っ赤に染まっていく。
へー…人の顔色ってこんな風に変わるんだ…変なことに感心していると
「檸檬…お前、サイコー!似合うよ……綺麗だ…めっちゃいい!凄くいい!
遥さんっ、ありがとぉーっ!」
再び叫ぶと、がばーっ、と抱きついてきた。
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