柔らかく解れた蕾は、くちゅりと音を立てて俺の指を難なく飲み込む。指先に粘着質の液体が絡み付く。 まさか。ま・さ・か。 俺のためにローションまで仕込んで準備してくれていたのか!? すぐに俺を受け入れることができるように… あぁ、檸檬！ 「檸檬、お前…ココ…」 「あー、満さんっ、何も言わないでっ。」 両手で俺の口を塞いだ檸檬の指の股をしゃぶってやると 「ひやぁっ」 と叫んで手を退けた。 「ごめん、我慢できない、入れるぞ。」 俺自身を蕾に数度擦り付け、押し込んでいく。 浅い所でグニグニと擦るのも好きなんだよな、檸檬。 切っ先を引っ掛けるようにして中を擦ると、檸檬の腰が緩やかに動く。 吸い付くような肉筒の感触が堪らない。 何度か抽挿を繰り返し、蓋をするみたいに押し進めて、根元までみっちりと檸檬の中に入った。 はぁ…何て気持ちイイんだろう… 無数の柔らかな手に包み込まれるように収まって思わずイってしまいそうになり、俺は大きく深呼吸して気をそらせた。 目の前の胸の赤い粒がツンと勃って、俺の唾液でぬらぬらと光っている光景が、いやらしくてそそられる。 思わず片手を伸ばして摘んでみる。 「あっ」 そこを触ると思わなかったのか、油断した檸檬が甘い声をあげた。 「檸檬、気持ちイイならそう言ってくれ。 もっと、もっと良くしてやるから。」 「んっ…満さんは？満さんは気持ちイイの？」 「当たり前だろ!? 心から結ばれたお前とこうしてるんだ。 何処を見ても触っても何をやっても気持ちイイ。 檸檬、愛してるよ。」 はぁっ、と甘い吐息を漏らした檸檬は、胸の粒を摘んだ俺の指をそっと外し、薬指の指輪にちゅっ、とキスをした。 「満さん、大好き。愛してます…ええっ!?」 蠱惑的な瞳に見つめられて、檸檬の中の俺がムクムクと大きくなった。