166 / 371

新婚初夜(9)

檸檬が吃驚して声をあげた。 「み、満さんっ、無理、無理! そんな大っきいの無理ーっ!」 「檸檬、イイ子にしてて。 ダメだ、収まりがつかない。 痛くしないから、俺に任せて…ね?」 顔中にキスの雨を降らせると、檸檬は少し涙目で呟いた。 「…痛いの、やだから。」 「分かってる。」 俺は檸檬の頭を撫でてやり、枕の下に隠していたローションを取り出すと、俺達を繋ぐ愛おしい場所に塗り込んだ。 そして檸檬を抱きしめたまま暫くじっとしていると、中が蠢き始めた。 くうっ、何だこれ?気持ちイイ! 確か…蠕動(ぜんどう)運動…生理的なものだが、これは……イイ! 「何コレ?」 檸檬も自分の身体に何が起こっているのか分からないみたいだ。 「“蠕動運動”。生理的な現象だ。 ふっ…檸檬に吸い付かれて搾り取られそうだよ…」 「んっ、入ったまま喋らないでっ!」 俺の声が中に響くらしい。 檸檬は顔を真っ赤にして俺を見つめる。 俺も檸檬を見つめながら、小刻みに腰を揺らしていくと… 「や、ちょっ、待って、やっ、あっ、あんっ」 檸檬の声に艶が混じり始めた。 仕込まれたローションがいい具合に滑りを呼び、みっちりと埋まった俺自身の動きを滑らかにしていく。 「あっ、やっ、みつる、さんっ、あっ」 次第にストロークを大きくさせながら、檸檬の感じる所を切っ先で引っ掛けては抉っていく。 粘膜をぷちぷちと潰しながら擦り上げると、檸檬は喉を反らせて唇を噛み締める。 「こら、噛んじゃだめだ。唇が切れる。」 指を咥えさせると、俺を傷付けまいとして檸檬が微かに力を抜いて口を開いた。 「イイ子。」 頭を撫で膝を折り曲げ広げると、結合部が丸見えになった。 グロテスクに見えるそこが何とも愛おしく感じられて、動きが益々加速する。

ともだちにシェアしよう!