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新婚初夜(11)
確かに…檸檬の中はにゅくにゅくと蠢いて、時折ぴくぴくとひくついている。
凄い…何だ、この気持ち良さ……吸い付いて離れないのを引き剥がすように腰を動かして、檸檬をそして俺も追い立てる。
「あっ、みつる、さんっ、もう、だめっ」
甘い声をあげる檸檬の胸にキスをすると、涙目でふるふる身体を震わせる。
かわい過ぎてヤバい。
俺の視覚も感覚も、檸檬にやられてしまっている。
どんどん檸檬に溺れていく。
檸檬の身体を気遣うとか優しくしようとか、そんな余裕のカケラは何処かに行ってしまってる。
「ダメじゃないだろ?
だって檸檬の中、俺にしがみ付いて離れないもん。」
揶揄うように呟くと、自覚があるのか檸檬はぐっと唇を噛んだ。
「ほら、血が出ちゃう。揶揄ってごめん。
俺、気持ちよ過ぎてどうにかなりそう。」
謝って人差し指で唇を撫でると、檸檬は、ふぅ、と吐息を漏らし、へにょ、と笑った。
「みつる、さん、だいすき。」
「うっ」
びゅっ、びゅくっ
「…檸檬…不意打ち止めてくれ…暴発した…」
とうとう最後の一滴まで吐き出してしまい、硬化を失って見事に萎えた俺自身を泣く泣く檸檬の中から抜き出した。
「あっ」
身体を震わせた檸檬の中から、ずる、と抜いた俺自身と一緒に、情けない白濁の液がどろりと溢れ出した。
はぁ…気持ちヨ過ぎてイっちまった……ダンナの面子が粉々になった……
俺のこと早漏だなんて思ってないだろうな…ちょっと凹みながら、ちろ、と檸檬を見ると、檸檬は大きく息を整えながら潤んだ瞳で俺を見つめこう言った。
「…満さん…どうしよう…気持ちイイのが、止まらないよぉ……」
ぷっつん
「檸檬……朝まで覚悟しろ……」
そうしてまたまた復活した俺は、宣言通り、いや、檸檬のお望み通りに朝までひんひん啼かせ、『たくさんえっち』をやらかしたのだった。
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