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お楽しみ、再び(1)
んぐっ、とか、むむっ、とか唸り声をあげた満さんは
「こうしちゃいられない。檸檬、風呂入るぞ!」
と俺の手を取って立ち上がった。
その顔は真っ赤になっている。
怒ってない?俺がお酒に飲まれて寝ちゃったこと、もう怒ってない?
せっかくの誕生日を台無しにしたこと、怒ってない?
答えを聞くのが怖くて、口に出せなかった。
露天風呂ではなくバスルームに連れて行かれた。
満さんは振り向いて俺を抱きしめると、頭を撫でながら言った。
「頼むからそんな辛い顔をしないでくれ。
俺は怒ってなんかないから。」
「満さん…本当に?怒ってない?」
「うん。あのまま朝まで寝ちまっても、今度また休みを取ってゆっくり来ようと思ってたから。
美味いもの食べれて、一緒に露天風呂にも入れたからいいかな、って。」
「満さん…本当にゴメンナサイ…」
あーーっ、もう!と叫んだ満さんは、俺の浴衣をサッサと脱がせて素っ裸にしてしまった。
そして自分の浴衣も脱ぎ捨てると、俺の手を取りシャワーブースの下に立たせた。
「酒の匂いなんか、綺麗さっぱり洗い流すぞ!」
そう宣言して、俺にお湯を浴びせながら、まず自分を洗い始めた。
俺も自分で洗おうとしたのだけれど、止められた。
「俺にさせろ。」
命令されて、ぞくりとした。
満さんが雄の顔になっていたから。
…満さんからすぐにお酒の匂いが消えていった。
言われるがまま、大人しく洗ってもらう。擽ったくて恥ずかしくて、隠そうとするけれど、手を払われる。
抵抗虚しく、とうとう2人が繋がる所まで綺麗にされてしまった。洗い終わる頃にはゆるゆるに解されて、満さんの息が荒くなってるのがちょっとだけ怖かった。
ワザとみたいにナカも弄られて擦られる。
「んっ」、なんて鼻に抜ける声まで出てしまった。
2人とも同じボディソープの匂いになっていく。
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