241 / 371

お楽しみ、再び(6)

絶句する俺に、満さんはそそり立つソレを俺に擦り付けながら、揶揄うように告げる。 「お前だけに反応する俺のムスコをどう治めてくれるんだ?」 「んうっ…満さん、俺、感じちゃって、いいの?」 「何度も言ってるんだけどな。そうするのが俺の楽しみだぞ。それを奪う気か?」 「女の子みたいに、変な声出ちゃうよ?」 「出したいように出して乱れればいい。 よがってイきまくるお前はかわい過ぎる。 俺は、何処をどんな風にすればいいのか、どうやったらお前を気持ち良くイかせてやれるか、毎日あれこれ考えてる。」 「毎日!?」 「あ、訂正。寝てる時間以外全部。」 俺は呆れて満さんを見つめる。 まさかとは思うけど、大事な商談の時はどうしてるんだ!? 「そんな目で見るな。照れる。」 いやいや、尊敬の眼差しではありません。 ちょっと引いた。 「だから。 大人しく俺に抱かれて感じていろ。」 ぽかんとしている俺に 「仕切り直しだ。」 と叫んだ満さんは、俺の手を引いて脱衣所に行くと、超特急で俺と自分を拭き上げドライヤーで瞬く間に髪を乾かし、横抱きにしてベッドの上に雪崩れ込んだ。 「俺の愛と真心のこもった愛撫を感じないように我慢してたなんて…檸檬、いい度胸してるな。」 「そんな、そんなつもりじゃ、ないっ」 「ふっ…分かってるよ、分かってるさ。 そんなお前が大好きなんだ。 檸檬、愛してるよ。」 優しいキスが顔中に降り注ぐ。 ふふっ。 擽ったくって逃げても、執拗に唇が追ってくる。 俺は、両手でぺちりと満さんの頬を捕獲した。 「満さん、凄く、凄く、愛してます。」 そしてそっと唇を重ねた。 満さんが固まった。 あれ?伝え方、間違えたかな?失敗した? 不安に思っている上に、満さんの身体が震え出した。 ええっ!?俺、何かやらかした!? 満さん、大丈夫っ!?

ともだちにシェアしよう!