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してやったり(20)
嫌だ嫌だと言いながらも、満さんに煽られて、すっかりその気になってしまった俺は…
結局…
追加の1セットも汚してしまう羽目になって…
俺は今……
砕けそうな腰の痛みと、喘ぎ過ぎてカスカスの声に慄 きながら、満さんの手当てを受けている。
その前に、恥ずかしいけど動けない俺は満さんのなすがままに、ベタベタのカピカピになった身体や、ナカまですっかり綺麗にされてしまっていた。
俺をそっと抱きかかえて移動させシーツまで交換してくれて、花の香りの柔軟剤のいい匂いに包まれている。
満さんは慣れた手付きで、俺の腰回りに湿布をペタペタと貼っていく。
「…これでよし、と…檸檬、他に痛いところはないか?」
「…(全身が痛いんですってば)…」
「ごめんなぁ…でも檸檬が余りにもかわいくてエッチで止まらなくってさ。」
「(俺のせいなんですか!?)」
「いや、ごめん、俺のせいだな、ムフッ」
「(何でドヤってるんですか?)」
「あ、別に他意はないぞ。檸檬はどこを取っても俺のものなんだ、と思ったら何だか嬉しくてな…
それに、俺のリクエストに応えてくれてありがとう。
ううっ…思い出したら、また…」
「(もう、もう、暫く無理ですからねっ!!)」
「分かってる、分かってるって!
檸檬!怒らないでぇ!!」
満さんは、マジ切れしそうな俺を宥めるように頭を撫でて、頬にキスすると部屋から出て行った。
ああっ…こうなることは予想できてたのに…程々に拒否すれば良かったのに、できなかった…
満さんのあの超絶色っぽい顔と、雄の匂いと、声にやられてしまった…
ううっ、やっぱり俺のせいか…まんまと満さんの罠にかかってしまったよ…
まだ痛む腰を摩りながら、明日は起きることができるのか不安で仕様がなく、ため息ばかりをつく俺なのだった。
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