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してやったり(22)

かわいいかわいい俺の檸檬。 起きている時は勿論だが、眠っている時もかわいくて愛おしい。 …もう少し、もうちょこっとだけ、悪戯したい… たった数日の禁欲生活は、俺を底なしの貪欲にしてしまったらしい。 むくむくと胸に湧いた欲望を抑えることができず、そっと布団に潜り込んだ。 半勃ちになっている檸檬自身をつんつんとつつくと、びくびくっ、と反応した。 「…んっ…やぁっ…」 甘ったるい声が頭上から降ってきた。 檸檬が起きそうだ!ヤバいっ! …でもすぐにまた静かになった。どうやら寝入ったようだな。おおっ、ごめんごめん。 布団から顔を出して檸檬を覗き込むと、長いまつ毛が微かに震えている。 安心してまた布団に潜って見た檸檬のアソコは…ふるふると微かに上下に揺れていた。 うん、綺麗だ。“檸檬”って感じがする。 遠慮がちに震えるところも檸檬そっくりだ。 もっと握って擦って、先っぽの穴をちろちろと舐め上げて…… あああ、ダメだダメだ! 触りたいのをぐっと堪える。何なら咥えてもいいくらいなんだけど。うううっ、耐えろ満! それにしても…こんなに上手くいくとは。 ふふっ、してやったりだな。 愛する相手に思われて、愛されて、俺の我儘も許してもらって… 俺は何て果報者なんだろう。 でも、でも。抱き潰した感は否めないから、これ以上の悪戯は我慢しよう。 そして回復したら…今度はどの下着を着せようか。ムフフっ。 いや、ちょっと待て。俺は単なるスケベオヤジと化しているのではないだろうか!? ううっ…檸檬にそう呼ばれるのは嫌だ! 『満さん』 甘い声で呼んでほしい。できれば語尾にハートマークをつけて。 『満さん♡』 うん、そうだそうだ。 優しい檸檬はお願いしたら、渋々でも聞いてくれるだろう。

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