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俺はそれを手に取り、スイッチを入れる。 そして夢中に性器を抜く田渕の腕を掴んで引き寄せた。 「…お?ついに犯してくれる気に為ったのか」 「ちげぇよ。ただ飽きたから、お前で遊ぼうかなって」 「遊ぶ?」 不思議そうに首を傾げる田渕に、ビーっと音をたてて振動する電マを見せ付ける。 するとてっきり喜ぶだろうと思っていた田渕は、何故か顔面を蒼白させた。 「ま、まさか、それを俺に使う気なのか榊原よ」 「そうだけど」 「ダメダメ!それは俺が使う用では無く、純粋無垢な人に素晴らしいアダルトグッズを教えてあげる為にコレクションしているんだ」 「は?」 俺は思わず間抜けな声を漏らしてしまった。 なに、自分で使う為に集めてるんじゃないのかよ。 つか純粋無垢な奴って、イツメンの中じゃ永野と、かろうじて久我くらいじゃねぇか。 「良く分かんねぇけど、別に良いだろ」 「良く無い!」 「はいはい、良いからこっち来い」 俺は嫌がる田渕を無理矢理腕の中に抱き込み、後ろから腹に腕を回してがっちりホールドした。 身長も体格も大差ない所為で、少し重いがまぁ良い。 そして俺は、電マを勃起しだらしなく先走りを零す性器に押し付けた。 「っあぁ、や、だぁ…さかき、ばらッ…」 すると田渕の身体はビクッと跳ね上がり、声を上げた。 田渕は腹に回した俺の腕を掴み、イヤイヤと首を横に降る。 こんなに嫌がる田渕も初めて見た。これは、楽しいかもしれない。 「何でそんなに嫌なんだよ。勃起してるくせに」 「あんと…や、離してくれ…んぁっ…」 電マをグリグリと性器を押し潰す様に押し付けると、田渕の身体は面白い程に跳ね上がる。 それでも嫌がる田渕は、必死に俺から逃げようともがく。

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