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「上手く入らない」
「や、ぁ…いたいっ…」
永野がアナルパールのパール一粒を、慣らしてもいないアナルにグリグリと押し付けて来た。
俺はただただ痛くて、後ろに居た榊原にしがみ付く。
夜の営みに慣れた榊原!永野をどうにかしてくれ!
「これなんかローションとか使った方が良いんじゃねぇの?」
「田渕、ローション持ってるか」
「っう、鞄の中に入っている…けど、良いからもう止めてくれ…」
久我は俺を楽にしてくれようとしたんだろうけど、余計なお世話だ久我!このままだったら永野が諦めてくれるかもしれなかったのに!
俺の思いも虚しく、久我が俺の尻からアナルにローションを垂らして行く。
冷たい液体が垂れて来る妙な感触に俺は身震いする。
「ほら永野、これなら入るんじゃねぇの」
「うん」
「やっ、だめ…っんぅ」
ボトルの半分ものローションでドロドロになった蕾に、パールがつるんと簡単に中に滑り込んで来た。
ローションのおかげで痛みは全然無いけど。なんで俺が使う羽目に。俺は皆に使って楽しんで貰いたかったのに。
「これ玉いっぱい付いてるけど、全部入れるの」
「さぁ。大きさもどんどんでかくなってるな」
永野と久我はアナルパールの使い方が分からない様だ。
本当はそのまま諦めて欲しい。
「これは、こうすんだろ多分」
「あぁッ、入れちゃダメっ…あ、ぅ…ッ」
俺の微かな希望は、榊原がパールをグリッと勢い良く二つも押し込んで来た事によりあっさりと打ち砕かれた。
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