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「蹴るのも良いけど…久我、舐めろ」 「…は?」 「聞こえなかったのか?舐めろって言ったんだよ。流石に可哀想だから上靴と靴下は脱がして良い。ただし、口でな」 組んだ足に肘を付き、どこか妖艶な笑みを浮かべて久我を見下ろす藍堂。 久我は有り得ないといった表情を浮かべていたが、その様子を見ていた俺がゾクッと感じてしまった。 今の藍堂の顔はヤバかった。危うく勃起する所だった。 「出来ねぇなら蹴る。どうすんだ?久我」 「…っわ、かったよ」 「いい子だな久我」 久我はゆっくりと足に口を近付ければ、パクっと上靴の爪先を咥わえて脱がす。 そして靴下を軽く噛んで、少してこずりながら脱がして行く。 俺は二人の様子を、一人興奮しながら眺めていた。 「ほら、舐めろ」 「…っん、ふ…」 久我は露になった藍堂の足の親指に舌を這わせてしゃぶり始めた。 藍堂は肘を付いた手に顎を乗せて、楽しそうに眺めている。 すげぇ楽しそうだな藍堂の奴。俺の事ほったらかしにしやがって。どうせ俺が一人で興奮してる事なんてお見通しなんだろうな。 「ちゃんと全部の指舐めろ」 「んぐ、ぅ…」 親指を咥内に突っ込まれて苦しそうに嗚咽する久我。 チラッと久我の下半身に目を向けると、久我の性器は勃起していなかった。 やっぱこんな事されて勃起しないのか。 それに比べて俺は、見ているだけで完勃ちしてる。本当、俺の身体は正直過ぎる。

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