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「んぅっ、イくっ、あぁっ…!」 「っは、くっ」 そして俺達は同時に、お互いの腹に精液を飛ばして達した。 ぐったりとした永野を見ると、急に久我への罪悪感が生まれる。 永野が久我以外の奴とヤる事はしょっちゅうだけど、二人でってのは初めてだし。 「永野、さっさとズボン履け」 「んー…」 完全に力の抜けてしまった永野は、ズボンを履くどころか甘える様にぎゅっと抱き付いて来る。 「おい永野…」 「…まだ足らない」 「は?」 「神崎の、頂戴」 あろう事か永野はまだ物足りないらしく、俺に挿れろと強請り始めた。 いくらなんでも、そこまでは出来ない。他の奴等とふざけ合ってる時なら出来たかもしれないが。 それに今永野と最後までヤってしまったら、確実に久我に恨まれる。 「後で久我に挿れて貰えよ。その内来るだろ?」 「嫌だ。神崎が良い」 「何でだよ!」 俺は起き上がろうとするが、永野が腕と足を使って俺をがっちりとホールドして来て身動きが取れない。 くそ、俺は永野にも抵抗出来ねぇのか。この身長が心底恨めしい。 「はーなーせ!」 「いーやーだ」 「チビのくせに力強過ぎだろてめぇ!」 「神崎より身長高いし」 「一センチしか変わんねぇだろ!」 くだらない言い合いをしながら必死に永野を引き離そうともがいていると、教室の扉が開く音がした。 「チビっ子同士で何やってんだ?」 「…な、永野が神崎に襲われてる?!」 「おぉ!楽しそうだな!」 「精液くせぇ」 恐る恐る顔を扉の方へ向けると、案の定イツメンが勢揃いしていた。 苛つく顔で笑う藍堂に、ウキウキした田渕に、眉をひそめる榊原。そして久我は、真っ青な顔で俺達を見ていた。

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