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「榊原、キスして」
「…なんでお前もノリノリなんだよ」
永野が首をコテンと傾けあざとく榊原におねだりすると、榊原は呆れつつ満更でもなさそうだ。
そりゃあんなに可愛い永野にそんな事を言われたら、誰だってたまらないはずだ。藍堂でもすぐに襲い掛かるレベルかもしれない。
「早く」
「…ったく、キスだけな」
榊原が落ちた!
榊原は溜息を吐くと、永野の顎を掴み唇を重ねた。
「んっ、ン…」
榊原は永野の小さな口を啄ばむ様な軽いキスを繰り返す。永野は気持ち良さそうに目を閉じて榊原に身を任せている。
俺はそんな二人を間近で凝視する。
可愛い永野とかっこい榊原のキスシーンはそれはそれは絵になる。
「っふ、榊原…」
「なんだ」
「舌、ちょーだい」
「………」
あざとい!永野それは反則だ!でも良いぞ!
だって榊原が変な顔で硬直してる。とどめに永野が榊原の唇をペロッと舐めた。
「はやく…んうっ、ン」
すると固まっていた榊原は側にあるソファーへ永野を押し倒し、今度は深く唇を重ねた。
榊原は永野の要望通り、舌を口内へ差し込み水音を響かせながら永野の口内を犯す。
やばい、すごいエロい。見ているだけの俺が完勃ちしてしまった。もちろん永野も。
榊原は…辛うじて勃起はしてない。けど余裕はなさそうだ。多分あと一押しだろう。
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