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「俺以外に興味無いなら、俺の言う事なんでも聞けるよね」
「え、まぁ、永野のお願いなら」
なんか嫌な予感するけど。今までだって、永野には散々色んな事をさせられて来た。けど俺は断る事無く受け入れる。
どんなに嫌な事だって、永野の為なら何だってしてあげたいのは事実だ。
「ふーん。じゃあ、一人でシて」
「へ?」
「出来るよね?久我」
「…はい」
あざとくこてんと首を傾げる永野の命令に、俺は逆らえるはずもなく無意識に頷いた。
ああ、永野って本当に小悪魔だ。
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「久我、ちゃんと脚開いて」
「っう、う…」
俺は下半身だけ丸出しの格好で、永野は机の上に座って見下ろしている。
俺はおずおずと脚を開き、既に半勃ち状態の性器が丸見えになる。
永野のその冷めた目で見られているだけで興奮している俺って。けどその罪悪感とは裏腹に、俺の身体はどんどんと熱くなる。
「もう勃ってる。なんで?」
「そ、れは…永野が見てるから、っん」
「へぇ、流石変態」
鼻で笑う永野の言葉に俺はゾクゾクと身体が震え、堪らず勃起したそれを握り扱く。ぐちゅぐちゅと響く先走りの音と、永野の視線。それだけで俺はイッてしまいそうだ。
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「先走りすごいね。漏らしたみたい」
「は、ぁ…くッ…ん」
必死に性器を扱く久我の足元は、溢れる先走りで小さな水たまりを作っていた。
素直に俺の命令を聞く久我。一応タチの久我だし、毎回こんな事させられて嫌だろうに。まぁ、やめないけど。
なんだかんだこうやって言う事を聞いてくれる久我が少し可愛い。だからいろいろさせたくなるんだよね。
「な、がのっ、はぁ…うっ」
「ん、腰揺れてる。気持ちいの?」
「んう、きもちッ、あくっ…」
久我は息を乱しながら俺の問いにこくこくと頷き、次第にガクガクと腰を振りながら性器を擦る。
そんな久我の姿に、俺も興奮して勃起してきた。チャックを下ろすと、性器が下着を押し上げてシミを作っていた。
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