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「ふっ、は…榊原、勃った」 「お前なぁ…」 勃起したそれをグイグイと榊原に押し付けてみれば、榊原は呆れた様にため息を吐く。けど、決して嫌そうにはしない。 何回か榊原に弄って貰った事はある。けど、榊原は決して勃たなかった。でも今日は。 「榊原も、勃ちそうか?」 「っおい、触んな」 そっと榊原の性器に手を伸ばしてみると、まだ勃起はしてない。けど、榊原のこの反応。いつものスカした態度とは違い、何処か焦った様子。 やっぱりこの反応、もう少し頑張れば。 俺はYシャツのボタンを外し前を露わにする。そして両手で自分の乳首をくにっと摘まんだ。 「榊原、前みたいに…乳首でイかせてくれよ」 「なっ、」 あの時は調子に乗った所為で榊原にお仕置きされただけだけど。 榊原は、乳首を弄る俺にゴクリと息を飲む。俺は更に煽るように、乳首を円を描く様にクニクニ弄り、きゅっと引っ張る。 「あっ、ん…榊原…」 榊原の目の前で乳首を弄り、ズイッと顔の前まで近付けた。まだ迷った様子の榊原。きっとまた男相手に勃起したらと恐れてるんだろう。 「お願い、触ってくれ…」 「っくそ、分かったよ」 「ひぁ、んンっ…あっ」 意を決したのか、榊原は小さく舌打ちすると俺の身体を引き寄せ、ちゅっと乳首に吸い付いた。 堪らず俺は身体を仰け反らせ、もっとと榊原に胸を押し付ける。 まるでヤケになった様子の榊原は、舌で乳首を転がし、ぢゅるぢゅると痛いほどに乳首をしゃぶる。たまにカリッと歯が引っかかるたびに、俺の身体は大きく跳ね上がる。 その少し乱暴ながらの強い刺激に、既に俺は興奮状態。性器もパンパンに腫れてズボンを押し上げていた。

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