ガチガチに勃起したそれが藍堂の手によって喉奥まで差し込まれ、俺は苦しさから嗚咽する。それでも藍堂は乱暴に俺の頭を上下に動かす。 「んぶっ、んっ！」 「っはぁ、やべ…」 「いい顔だな、お前らっ…ん」 藍堂の性器を弄る榊原も腰を動かして来て、俺は息苦しさに眩暈がして来た。この嗚咽感に襲われながらも、俺の性器はズボンを窮屈そうに押し上げてる。 俺も、ちんこ弄りてぇ。 「…藍堂、手離してやれ…」 「は、俺に命令す…っ、あ」 すると珍しく藍堂が声を上げた為、朦朧とする意識の中二人へ目を向けると、榊原が性器を弄る手と反対の手で、藍堂のアナルへ指を突っ込んでいた。 不意をつかれたのか、藍堂はビクッと身体を震わせ、その瞬間腕の力が緩まり俺は藍堂の手から逃れた。 やっと圧迫感から解放され、俺はゲホゲホと咳をしながら、はぁっと息を吐く。 「こいつ、意外に可愛いな」 「それ、俺も思った。いつもこうだと良いのに…？！」 「…いつまでも、生ぬるい触り方してんじゃねぇ」 するとさっきまで身体を震わせていた藍堂が顔を上げた。その表情は相変わらずだが、どこか気怠くいやらしい。 「さっさと、てめぇの挿れろ」 「…仕方ねぇな」 藍堂の誘いに榊原は溜息を吐くと、藍堂の細腰を抱き上げ、その勃起した性器を藍堂のアナルへ挿入して行く。 うわ、エロい…。本当に、あの榊原が男である藍堂に挿れてる。 「はっ、でけぇな…」 「…藍堂、締めんなっ」 ってまた俺蚊帳の外じゃねぇか！二人だけ気持ち良くなって、俺だけ放置状態。俺もギンギンなんですが。 どうにか混ざろうと思考を凝らす。けどやっぱり、空いてるのは…。 「…榊原、挿れても良いか」 「は？お前、本気で挿れる気だったのかよ」 「だって！俺だけのけ者じゃん！」 「ふ、挿れさせてやれよ榊原」 「流石に挿れられんのは無理」 榊原に必死に泣き付くもあっさり断ららてしまった。けど諦めない。 俺は下がったズボンから露わになる榊原の尻へ目を向ける。挿れるのが駄目ならば。