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「っく、は…くそ退け、んっ」
「はぁ…、久我…やめろって…っ」
「んんっ、もう少し…だからッ」
必死に身を捩る藍堂に、慣れない事をされて戸惑う榊原。俺はただ快感に抗えず、腰を振り続ける。
これは後で二人から制裁を下される予感ありありだけどもう、どうにでもなれ!
榊原のアナルは俺の先走りでぬるぬるで、もうこのまま突っ込めてしまいそうだ。流石にそれをしたら今後の事を考えて自重するけど。
俺は二人に覆い被さり、無我夢中に腰を振る。藍堂は腕で顔を隠していて顔が見えないけど荒い吐息が聞こえる。榊原は下を向いてるから表情は分からないけど、同じく荒い呼吸と、身体が震えていた。
「っは、もう…出るっ…っ!」
「藍堂っ、中に…っく」
「ふざけ…っは、ん…」
そして俺が榊原のアナルへ精液を飛ばしたと同時に、榊原は藍堂の中で達し、藍堂もビクンと身体を震わせてイった。
****
「さて、久我。とりあえずそこにお座りだ」
「はぁ、なんかいろいろ失った気がする…」
「す、すいませんでしたあああああ」
事後、案の定俺は藍堂様に制裁を下される。俺は全裸で勢い良く土下座。榊原はぐったりとうなだれ、遠くを見ていた。
なんか今更だけど、二人にとんでもない事をしてしまったと後悔が襲って来た。すると更に。
「みんなこんな所に居たのか!」
「てか、なんだこの状況」
「久我、何で全裸?」
追い打ちをかけるかの様に、田渕と神崎と永野がやって来た。あ、俺もう駄目だ。
「榊原、どうしたんだ?」
「田渕、俺はやっぱりもうノンケとして生きて行くのは無理なのか」
「どうした榊原!何故そんなに病んでるんだ!」
「それは、そこの全裸で土下座してる変態クソ野郎に聞くのが良いぞ」
「どういう事だ?」
「そ、それは…」
俺が視線を泳がせると、永野と目が合う。
「久我、何したの?」
純粋無垢なその永野の視線。ああ、数分前の俺。なんであんな事をしてしまったんだ。
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