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「あぁッ、ん、ふぁ…」
「ッは、田渕」
それから俺は、今まで散々脳内で田渕にしていた分、田渕を執拗に抱いていた。
既に田渕は何度達したのかも分からない。下半身は精液でドロドロで、顔も唾液と涙で濡れている。眼鏡は外してやった。
対面座位の体勢で、田渕はぐったりと俺の胸元にもたれながら、身体を不規則に震わせていた。
俺は田渕の腰を掴み、好き勝手に腰を揺らして奥を何度も突き上げる。
「さか、きばら…あンッ」
「ん?」
「…俺の中、気持ちい、か?」
「っは、あぁ」
「ふは、良かった」
嬉しそうに頬を緩めて笑う田渕に、俺の胸がぎゅっと握り潰される。
こいつ、こんな可愛いかったか。
俺の性器は更に質量を増し、何度か精液を吐き出しトロトロになったアナルを更に押し広げた。
ズチュッと突き上げる度に中の精液が溢れ出して来て、二人の下半身は二人分の精液で濡れる。
「あっ、ん…またおっきくなったな?」
「っく、お前が煽るから、だろ」
「ひぃ、ん、あぁっ、ぅん」
田渕の細腰を掴みグッと奥を突き上げると田渕の身体がガクンっ震え、そのまま後ろへパタリと倒れ込んだ。
俺は構わず、田渕の腰を引き寄せ無我夢中にそのトロトロに蕩けたアナルを性器で擦り上げる。
何度目かの射精感が近付き突き上げる速度を上げると、田渕が喘ぎながらそっと手を伸ばして来た。
「っは、田渕?」
「…これからは、女じゃなくて、俺とエッチしてくれるんだよな…?」
「お前が、俺をこんな身体にしたんだろ」
「それエロいな?榊原、大好きだ」
本当にコイツは、俺をどうしたいんだよ。
いつも変態で煩くて自分勝手な田渕が、こんなにも可愛くて堪らなくなる俺。
俺はもうとっくに、気付かない内にコイツに落とされてたんだな。
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