109 / 135
6
「ぅ、あ…くっ…」
「やば、神崎エロすぎ。俺勃ったんだけど」
「俺も結構来た」
何で俺は、こんな見ず知らずの奴に性癖がバレて、好き勝手に触られてんだ。
嫌なはずなのに、酔った身体はいう事を聞かず、二人から与えられる刺激を甘受していた。
でも、こんな痛みじゃ物足りない。藍堂ならもっと。
そういえば、藍堂はどうしているのか。まさか、あいつらとヤってるのか?
様子を伺おうにも、目の前にケイが乗ってきて見えない。
「藍堂が気になるの?俺等に集中してよ」
「あいつらも、楽しんでるみたいだな」
藍堂が好き勝手にされる事は無いと思うが、あっちには確か三人居たはず。
ショウゴの言葉に少なからず友達である藍堂が気になるが、そっちを意識している内に、俺は服を全部脱がされてしまった。
「神崎は、いつもどんな風に抱かれてるんだ?」
「藍堂激しそうだもんね」
「っ、く、ぁ…やめ」
あろうことか、ショウゴの指先が俺のアナルをスルスルとなぞって来た。
ケイは、露わになった俺のちんこを握り、ゆるゆると扱く。
酒の所為でちんこは半勃ちなのが救いだが、アナルをなぞられる感覚に全身に悪寒が走った。
「やだ、さわん、なっ、い、やっ、!」
「なんだよ、使い込んでんじゃねぇのの?」
そんな訳無いだろ。いくら痛いのが好きでも、俺の身体はアナルだけは駄目だった。
最初の頃、藍堂にアナルを開発されそうになったが、あまりの気持ち悪さに吐いてしまったんだ。
それから藍堂は俺のアナルだけは触らなかったし、いつめんも俺に挿れようとはして来なかった。
「あ、もしかして藍堂以外には挿れられたくないとかー?」
「ち、がっ!そこ、は、マジ、ムリっ、!」
「良く分かんねぇけど、そんなに拒否られると逆に燃えるな」
「分かる!」
どうして俺が藍堂に抱かれてるって事になってるんだ。
というかそれよりも、俺はアナルへの刺激に身体が拒絶反応を起こす。
冷や汗が溢れ出し、胸の奥から吐き気まで湧き上がってくる。
それなのに、二人は更に追い討ちをかけて来た。
ともだちにシェアしよう!