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「ぅ、あ…くっ…」 「やば、神崎エロすぎ。俺勃ったんだけど」 「俺も結構来た」 何で俺は、こんな見ず知らずの奴に性癖がバレて、好き勝手に触られてんだ。 嫌なはずなのに、酔った身体はいう事を聞かず、二人から与えられる刺激を甘受していた。 でも、こんな痛みじゃ物足りない。藍堂ならもっと。 そういえば、藍堂はどうしているのか。まさか、あいつらとヤってるのか? 様子を伺おうにも、目の前にケイが乗ってきて見えない。 「藍堂が気になるの?俺等に集中してよ」 「あいつらも、楽しんでるみたいだな」 藍堂が好き勝手にされる事は無いと思うが、あっちには確か三人居たはず。 ショウゴの言葉に少なからず友達である藍堂が気になるが、そっちを意識している内に、俺は服を全部脱がされてしまった。 「神崎は、いつもどんな風に抱かれてるんだ?」 「藍堂激しそうだもんね」 「っ、く、ぁ…やめ」 あろうことか、ショウゴの指先が俺のアナルをスルスルとなぞって来た。 ケイは、露わになった俺のちんこを握り、ゆるゆると扱く。 酒の所為でちんこは半勃ちなのが救いだが、アナルをなぞられる感覚に全身に悪寒が走った。 「やだ、さわん、なっ、い、やっ、!」 「なんだよ、使い込んでんじゃねぇのの?」 そんな訳無いだろ。いくら痛いのが好きでも、俺の身体はアナルだけは駄目だった。 最初の頃、藍堂にアナルを開発されそうになったが、あまりの気持ち悪さに吐いてしまったんだ。 それから藍堂は俺のアナルだけは触らなかったし、いつめんも俺に挿れようとはして来なかった。 「あ、もしかして藍堂以外には挿れられたくないとかー?」 「ち、がっ!そこ、は、マジ、ムリっ、!」 「良く分かんねぇけど、そんなに拒否られると逆に燃えるな」 「分かる!」 どうして俺が藍堂に抱かれてるって事になってるんだ。 というかそれよりも、俺はアナルへの刺激に身体が拒絶反応を起こす。 冷や汗が溢れ出し、胸の奥から吐き気まで湧き上がってくる。 それなのに、二人は更に追い討ちをかけて来た。

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