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「そんないやいやしてると、無理矢理突っ込むぞ?」
「ショウゴ鬼畜ー!でも神崎はそれが良いんじゃない?」
「マゾだしな」
「や、め…やめろ…ひ、ぃ」
俺の抵抗など二人は気にもせず、ショウゴの勃起した性器がアナルにズルリと擦り付けられた。
気持ち悪い。嫌だ。こんなの、死んだ方が増しだ。
俺の身体は恐怖からガタガタと震え、うまく呼吸も出来なくなって来る。
「あれー、萎えてる?んじゃ、俺がしゃぶってあげる」
「神崎、息あがってんな?期待してんのか」
「はぁ、う、あ…は、っ」
ケイが俺の萎えた性器をしゃぶって来ても、俺はアナルに当たるちんこが恐怖でしか無くて、気がまぎれるはずも無い。
もう、限界だ。こんなの、耐えられない。
俺は酔いや吐き気、恐怖など色んなものが混ざり合い、遂に頭が真っ白になった。
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「藍堂、俺もう勃ったんだけど」
「知るか」
「実は俺も。てか、藍堂エロすぎ」
「俺ももーギンギン!」
「勝手におっ勃ててろ」
タダ酒目当てでこいつらについて来たが、カス共が発情し始めた。
俺はただ酒飲んでるだけなのに、猿かこいつらは。
右にいる金髪は俺の首筋に顔を埋めながら匂いを嗅いでいる。左にいる茶髪は俺の身体を凝視して来る。目の前のテーブルにのしかかる赤髪は、ちんこを扱いていた。
「なぁ、あっちも楽しんでるみたいだし良いだろ?」
「悦くしてやるし」
「もう限界マジで!」
「しねぇよ」
俺は興奮している三人を他所に酒を飲みつつ、ふと神崎の事を思い出す。
ずっと放置してたけど、あいつ酒飲めなかったよな。無理矢理襲われてたりして。
そして目の前で性器を扱いてる赤髪を脚で退かすと、男二人に挟まれている神崎が目に入った。
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