110 / 135

7

「そんないやいやしてると、無理矢理突っ込むぞ?」 「ショウゴ鬼畜ー!でも神崎はそれが良いんじゃない?」 「マゾだしな」 「や、め…やめろ…ひ、ぃ」 俺の抵抗など二人は気にもせず、ショウゴの勃起した性器がアナルにズルリと擦り付けられた。 気持ち悪い。嫌だ。こんなの、死んだ方が増しだ。 俺の身体は恐怖からガタガタと震え、うまく呼吸も出来なくなって来る。 「あれー、萎えてる?んじゃ、俺がしゃぶってあげる」 「神崎、息あがってんな?期待してんのか」 「はぁ、う、あ…は、っ」 ケイが俺の萎えた性器をしゃぶって来ても、俺はアナルに当たるちんこが恐怖でしか無くて、気がまぎれるはずも無い。 もう、限界だ。こんなの、耐えられない。 俺は酔いや吐き気、恐怖など色んなものが混ざり合い、遂に頭が真っ白になった。 **** 「藍堂、俺もう勃ったんだけど」 「知るか」 「実は俺も。てか、藍堂エロすぎ」 「俺ももーギンギン!」 「勝手におっ勃ててろ」 タダ酒目当てでこいつらについて来たが、カス共が発情し始めた。 俺はただ酒飲んでるだけなのに、猿かこいつらは。 右にいる金髪は俺の首筋に顔を埋めながら匂いを嗅いでいる。左にいる茶髪は俺の身体を凝視して来る。目の前のテーブルにのしかかる赤髪は、ちんこを扱いていた。 「なぁ、あっちも楽しんでるみたいだし良いだろ?」 「悦くしてやるし」 「もう限界マジで!」 「しねぇよ」 俺は興奮している三人を他所に酒を飲みつつ、ふと神崎の事を思い出す。 ずっと放置してたけど、あいつ酒飲めなかったよな。無理矢理襲われてたりして。 そして目の前で性器を扱いてる赤髪を脚で退かすと、男二人に挟まれている神崎が目に入った。

ともだちにシェアしよう!