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マジで襲われてた。 全裸の神崎が好き勝手に身体を弄られていた。 いくらタチの神崎でも、そのちっこい身体だと男二人に抵抗も出来ないんだろう。 しばらくしたら助けてやるかと呑気に酒を口にしたが、違和感に気付いた。 …あいつ、アナル弄られてんな。つかあれ、結構ヤバイやつだ。 「藍堂、何見てんだよ」 「こっち相手してくれよ」 「ねぇ、藍堂にぶっ掛けて良い?」 「っせぇ、邪魔だ」 「っぐぇ」 俺は立ち上がり、目の前の猿を脚で蹴り飛ばした。 神崎は痛いのが好きなマゾ野郎だが、アナルだけは無理なんだよな。仕方ねぇな。 俺はため息を吐き、神崎達の方へ向かった。 「おい」 「あ?なんだよ藍堂、あっちで楽しんでたんじゃねぇの」 「もしかして、混ざりに来たのー?」 「はっ、は…ぁ、あ」 やっぱりな。過呼吸になってんじゃねえか。 男二人に好き勝手されていた神崎は、呼吸を乱し肩で息をしていた。 こいつらは単に神崎が興奮しているとでも思ってるんだろう。 「退け」 「邪魔しに来たのかよ」 「今良いとこなのにー」 「うるせぇ、邪魔だ」 「いったぁ!」 「おい、何して」 俺は神崎の性器をしゃぶってる男の髪を掴んで引き離し、アナルにちんこを擦り付けている男から神崎を奪い取った。 俺は神崎を抱え、誰も座っていないソファに神崎を座らせた。 「はっ、ぁ、あい、ど…ひゅ、は」 「本当、手のかかるやつだなお前」 「はっ、んむ、っん、ぅ…んっ、!」 口から唾液を零しながら必死に呼吸をする神崎に、つい虐待心が湧きつつ今は抑える。 俺は神崎の顎を掴み、そのまま唇を重ねた。 酸素を求める神崎に空気を送り込む。神崎は苦しそうにしながら、ギュッと俺にしがみ付いて来た。 「ほら、俺と一緒に息しろ」 「は、ふ、はぁっ、は…あ…」 何度か口内に空気を送り、背中を一定のリズムで叩いてやれば、次第に神崎の呼吸は落ち着き始めた。

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