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「やべ、すげぇ勃つ…くっ、は」 「俺もまた勃った」 「ちんこいてぇ」 そんな藍堂に堪らず男達は興奮状態になり、藍堂に突っ込む男は滅茶苦茶に腰を振り、横の二人もまた勃起したそれを抜いている。 「っは、あ、ん、んぅ…んッ、あ」 身体を揺さぶられる度に藍堂の口から絶えず漏れるその声。 藍堂はもう、意識もはっきりしていないんだろう。 それをおかずにと言わんばかりに、男達は好き勝手にしている。 それが何故だがすごく、気に入らなかった。俺でも知らない藍堂の姿を、今日会ったばかりの奴等に見せている。 「……藍堂」 「ぁっ、ぁ…ん、むっ、ふぅ…」 気付いたら俺は、藍堂の後頭部を掴み唇を押し付け口を塞いでいた。 普段ならぶん殴られるが、意識が朦朧としている藍堂は、ただ俺に身を預けた状態だ。 何故だが、こいつらに藍堂の声を聞かせるのが嫌だった。 俺は藍堂に対してこんな独占欲を感じるのは初めてだったが、今はどうでも良かった。 「っは、藍堂は俺のものだってか?」 「最初から、付き合ってるって認めれば良かったのに」 「でも、これはこれでエロい」 男達の声など聞かず、俺はひたすら藍堂の声を塞いだ。 そしてようやく、三人目の男も精液を吐き出した。 **** 「藍堂、もう変な奴等と絡むの辞めろよ」 「……」 「…俺等だけで良いだろ」 「…っは、お前そんな独占欲強かったか?」 「俺は、これ以上巻き込まれたくねぇんだよ」 「あーはいはい。トラウマだもんな」 「……助けてくれたのは、礼を言う」 「は、何お前きも」 「うるせぇ。てかお前も、コイツは俺のだとか言ってただろ」 「…聞こえてたのかよ」 「……」 「てめぇは、俺の玩具だろーが。他の奴等に好き勝手されてんなカス」 「藍堂、それなんか…」 「ぁあ?文句あんのかよマゾ野郎」 「いや、ありません」 独占欲強いのは、藍堂の方だろ。

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