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「ばかっ、噛むな」
「んむ、んんぅ、は、あん、ぅう、ん」
すると榊原に後頭部掴んで離され、代わりに榊原の唇が重なった。
俺は夢中に榊原の唇を求めて、自ら舌を伸ばして熱く湿った口内を貪る。
そして更にアナルを突く速度は増し、奥を突かれる度に身体はガクガクと揺れる。
「あっ、アッ、ぁ、おねが、さかきばらの、精液、ほし、出してっ」
「っあぁ、やるよ…くっ、は」
お互いに舌を伸ばしてピチャピチャと舐め合いながら、榊原はバチュっと最奥を突き上げると、そのまま精液を吐き出した。
中に注ぎ込まれる熱い精液に身体をビクビクと震える、俺のちんこからとビュッと精液が漏れる。
「んんっ、ん…はっ、あつい…」
「っはぁ……まじ、熱い…」
「ん、榊原、顔真っ赤だな…」
「のぼせる前に出るぞ」
「すまない、力が全く入らん」
「ったく、ほら」
ぐったりと放心する俺を榊原が抱え上げ、そのままバスタオルを掛けられ引き摺られる様に風呂から出た。
「田渕、水飲め」
「見てくれ榊原!流石ラブホテルだな、品揃えが凄いぞ」
「…お前のその復活力はなんだ」
少しベッドで横になった俺は、アダルトグッズを見付けて飛び起きた。
榊原はまだ怠そうに、ベッドに座って水を飲んでいる。
まだ少し頭はボーッとするけど、持っていない玩具を見付けてしまったら仕方ない。
「次は玩具を使おう!」
「お前んなほせぇのに、どっからその体力出てんだよ」
「俺はただ、気持ち良い事が好きなだけだぞ」
「淫乱眼鏡」
俺は見付けたアナルプラグを手に取り、榊原に近付いた。
「何だよ。それ挿れて欲しいのか」
「いや、これ榊原のだ」
「………は?」
前から言ってるが、俺はリバだ。抱かれるのは好きだが、俺は抱くのも好きなんだ。
榊原と恋人になったからには、榊原の全部が欲しい!
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