122 / 135

6

「ばかっ、噛むな」 「んむ、んんぅ、は、あん、ぅう、ん」 すると榊原に後頭部掴んで離され、代わりに榊原の唇が重なった。 俺は夢中に榊原の唇を求めて、自ら舌を伸ばして熱く湿った口内を貪る。 そして更にアナルを突く速度は増し、奥を突かれる度に身体はガクガクと揺れる。 「あっ、アッ、ぁ、おねが、さかきばらの、精液、ほし、出してっ」 「っあぁ、やるよ…くっ、は」 お互いに舌を伸ばしてピチャピチャと舐め合いながら、榊原はバチュっと最奥を突き上げると、そのまま精液を吐き出した。 中に注ぎ込まれる熱い精液に身体をビクビクと震える、俺のちんこからとビュッと精液が漏れる。 「んんっ、ん…はっ、あつい…」 「っはぁ……まじ、熱い…」 「ん、榊原、顔真っ赤だな…」 「のぼせる前に出るぞ」 「すまない、力が全く入らん」 「ったく、ほら」 ぐったりと放心する俺を榊原が抱え上げ、そのままバスタオルを掛けられ引き摺られる様に風呂から出た。 「田渕、水飲め」 「見てくれ榊原!流石ラブホテルだな、品揃えが凄いぞ」 「…お前のその復活力はなんだ」 少しベッドで横になった俺は、アダルトグッズを見付けて飛び起きた。 榊原はまだ怠そうに、ベッドに座って水を飲んでいる。 まだ少し頭はボーッとするけど、持っていない玩具を見付けてしまったら仕方ない。 「次は玩具を使おう!」 「お前んなほせぇのに、どっからその体力出てんだよ」 「俺はただ、気持ち良い事が好きなだけだぞ」 「淫乱眼鏡」 俺は見付けたアナルプラグを手に取り、榊原に近付いた。 「何だよ。それ挿れて欲しいのか」 「いや、これ榊原のだ」 「………は?」 前から言ってるが、俺はリバだ。抱かれるのは好きだが、俺は抱くのも好きなんだ。 榊原と恋人になったからには、榊原の全部が欲しい!

ともだちにシェアしよう!