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第12話★
森本をベッドに押し倒してその上に跨がると、間髪入れずに胸の飾りへとしゃぶりつく。片手で森本の自身を強く掴んだ。
「あっ……」
森本が反応して腰を上げた。明るい保健室の中、森本を下にじっくりと愛撫を続けた。倉田が舌でくすぐる度、指先で触れる度、森本が眉を寄せて、声を上げた。その表情や声を少しも見逃すまいと、森本の反応を全身で感じようと集中する。
途中、喘ぐ森本と何度も目が合った。その度に恥ずかしそうに目を逸らす森本が可愛くて仕方がなかった。
「あっ……んっ……」
倉田が掴む森本の先端から、とろとろと先走りが零れる。
「森本先生……イきたいですか?」
息絶え絶えに森本がこくこくと頷いた。倉田は随分と硬くなった森本のそれを緩急付けて強く扱いた。
「あっ、あっ、あっ、んっ……」
森本の声が早く、大きくなった。下半身裸の森本が、はだけたままのワイシャツの袖を両手でぎゅっと掴んで耐える姿が堪らなかった。先ほど欲を出したばかりの倉田の自身も、とっくの昔に限界に近いほど大きくなっていた。
倉田は森本へと顔を近づけると、唇を重ねた。と同時に抽送を最大に速める。
「うんっ、んっ、んっ、んっ、んっ、んんっ、んんんっ」
唇を塞がれたまま苦しそうに出る森本の喘ぎ声が全て倉田の口内へと吸い込まれていった。最後に大きく声を出して、森本が果てた。倉田の右手に森本の欲がとろりとかかった。
「ちょっと、待って下さい」
そう言って、倉田は一旦ベッドから降りると、備え付けの洗面所で手を洗い、自分のスーツのポケットを探ってローションとゴムを取り出した。更に、放課後あらかじめ保健室に置いておいたタオルを手に取った。
その様子を見ていた森本がふふっと笑う。
「倉田先生、めちゃめちゃ準備いいんですね」
「え? あ、いや……はい。念のためです」
何の?とはツッコまれなかったが、苦しすぎる言い訳だった。最初からヤる気満々だったなんて、恥ずかし過ぎて言えなかった。まあでも、これで倉田がその気だったことは逃れられない事実となったわけだ。
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