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第7話 痛みとココロ
こんなにも痛いセ◯クスは初めてだった。
それは、正人のが大きいからなのか、忍のア◯ルが濡れていないからなのか、それは分からない。
「忍、痛いなら痛いって言えよ……」
「ううん……ンッ…ぁ……痛く…ない……」
泣きながら正人の首にしがみ付き、そう言う忍。でも、痛みは身体を強張らせ、滑りも良くなかった。
「我慢するな」
「して…ない……」
「してる。抜くぞ」
「イヤッ! 抜か……ないでっ」
忍は正人に強くしがみ付き、そう懇願した。痛くても、もっと奥まで進んで欲しかった。なのに、正人は忍の身体を気にして無理に奥へと進む事はせず、動きが止まる。
それに先に焦れたのは忍だった。
「そこに……ある……」
新品のローション。まだ封は切っていない。それがあると忍は正人に教え、正人はそれを見つけ出し、封を切ると半分以上を繋がった場所にドパッとかけた。
「ンッ!」
その冷たさに身体が強張る忍。でも、ローションのお陰で滑りが良くなり、正人の腰付きが変わる。
「アアッ!」
さっきまでとは違う正人の律動。激しく、忍の奥を突いて来る。
その深さと激しさに、忍の上半身が淫らに揺れる。そして、体位が変わり、忍が正人に跨るような姿勢になった瞬間、正人の昂りが突き刺さるように忍の中に埋め込まれた。
「んぐっ…あ……」
騎乗位なんて体位、何度も体験して来たけれど、こんなにも奥に刺さった事はない。頭も真っ白だ。
そんな朦朧とする意識にいる忍とは対照的に、正人だけは笑っていた。そして、正人は忍のお尻を鷲掴み、腰を突き上げる。
「ハァンッ! んあ……っ」
そして、深く深く忍の中を犯すと、正人は自身の熱を忍の中へと種付けした。
その熱や量は、正人以外の人間との事を忘れるほど熱く濃い物で、正人は忍が意識を飛ぶまで激しく抱き続けた。そして、忍もその熱を受け止め続けたのだった。
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