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第5話 ㉔★

「あっ……あっ……はあ………ん……あっ……」  頭がぼうっとしてくる。それが、絶え間なく訪れる快感のせいなのか、自分から生気が少しずつ搾り取られているからなのかは分からなかった。ただ、嫌な感覚じゃない。  今、一体何時なんだろう。部屋がすっかり暗闇に包まれているから、もう夜なのは間違いないと思うが。  さっきから、時折圭介の携帯電話が着信を知らせている。が、もちろんそれに応えるような余裕はない。 「電話いいのか?」  何度目かの着信で、樹が尋ねてきた。ただし、後ろから手を伸ばし圭介のアソコの先を指で転がすことは止めずに。同時に左手でクリクリと圭介の左乳首を摘ままれる。 「あっ……そんな……余裕ないってぇ!」 「答えが違う」 「はあ?? あんっ……なんで?? ……ああっ」  今後はぐっとアソコを強めに掴まれて、思わず仰け反った。

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