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第5話 ㉕★
「余裕がないんじゃないよな?」
「あっ……ああ……もっ……このどS!」
「こんなのいつものことじゃん」
「さっきまで……あっ……あんな……弱ってたくせにぃ!」
「もう、かなり復活」
圭介のおかげ、と続けて樹が後ろから圭介の耳たぶを咥えた。
ぞくっと圭介の体が反応する。全身を愛撫され続けたせいで、圭介の体はもうどこもかしこも性感帯になったかのようだった。
耳元で囁かれる。
「で? 電話いいのか?」
「……あっ……もっ……」
圭介は快感に耐えつつ、顔を捻って樹の方へと向けた。軽く樹にキスをしてから答える。
「電話なんて……どうでもいい……」
「……なんで?」
「樹と……いるから」
「合格」
ご褒美代わりなのか、今度は樹から深いキスをしてきた。
「んん……」
くちゅくちゅ、と唾液の音がする。それに合わせるように圭介のアソコも樹の手で擦られる度に小さな音を立てた。
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