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第5話 ㉖★

 樹が唇を離してニヤッと笑う。 「圭介、音やらしーな」 「しょーがないだろ……あっ……もう濡れちゃって……」  さんざん焦らされているので、圭介のアソコから先走りが溢れ出て、それが摩擦で音を立てているのだった。 「イきたい?」 「イきたい」 「もう何回かイってんじゃん」 「もう1回イきたい」  樹と交わり始めてすでに何回か絶頂に達していた。その圭介の液を一滴ももらさず飲み込んだためか消えそうになっていたのが嘘のように、樹はいつもの好き勝手し放題の樹に戻っていた。  ふっと樹が笑って、圭介のアソコから手を離す。 「ダメ」 「なんでだよ??」 「ちょっと我慢しなって。今度は中でイきたくね?」 「中って……俺、イったことないし……ていうか、挿れたことすらお前が無理やりした時以外ないし……」 「今の圭介ならイけるかもよ」 「だけど……あっ……」  圭介の返事も待たず、樹が圭介を後ろから押し倒した。うつ伏せになった圭介の尻の間に樹が手を這わせてくる。

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