6 / 67

第一章・6

「い、痛ッあぁあーッ! ヤだ、イヤあぁ!」  悲鳴を上げながら、瑞樹は犯されていた。  ローションを使ってはいるが、初めての行為に蕾は固く閉じたままなのだ。  そこを無理やり貫かれ、揺さぶられる。  畳に擦れる頬も痛くて、涙が流れた。 「お願い、ですッ。もう、もう止めてくださ、いぃッ」  一人目が達してペニスを抜いた時、すでに二人目が腰に手を当てる気配を感じて瑞樹は震えた。  懇願した。  だがしかし。 「次鋒、イけ!」 「へっへへ。これがやりたくて、レギュラーになれるよう頑張ったからなぁ」  二人目が、挿入してきた。  痛い。  怖い。  苦しい。 「うぁ、んんッ! んっ、く。うぅうう!」  先鋒、次鋒と来たということは、続く中堅、副将、大将が待っている、ということだ。 「ヤだぁあ。許して、えぇ! あ、あぁ、あ! 痛ぃい!」 「いい声で啼くじゃねえか~」  地獄は始まったばかりだった。

ともだちにシェアしよう!