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第一章・7

 大将に犯される頃になると、瑞樹はもう観念していた。 (この人が終われば、解放される)  うさぎ跳びで痛めつけられた足腰では、暴れて逃げ出すこともできなかった。  ただ、押さえ込まれ、挿れられ、揺さぶられるしかなかったのだ。 「お前、大将だけあってデカいなぁ」 「まぁな」 「よし、ヒィヒィ言わせてやれ!」  卑猥な雑談を朦朧とした意識で聞きながら、瑞樹は挿入の衝撃に備えた。  だが、大将のそれは、想像の範疇を越えていた。 「あ! ひ、あぁ、あ! う、ぐぅ、うッ! あぁああ!」  太くて、長くて、硬い。  小柄な瑞樹の身体には、無茶な代物だった。  ローションをたっぷりと落とし、大将は動き始めた。 「あ、あぐぅッ。ふッ、ふぅッ、ふぅうッ!」 「もっと色気のある声、出せよ」  ダメ。  お腹ん中、ぐちゃぐちゃぁ……。  内壁を擦り続ける異物に、瑞樹は初めて胸の内に爆ぜる何かを感じ取った。

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