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第四章・2
「何を驚いてる? 君も脱ぐんだ、さあ」
「ななな、何で裸なんですか!?」
「君に新しい仕事を任せる、と言っただろう」
「だから、それでなぜ裸なんですか!?」
君は私の何だ、と誠は問う。
「助手、です」
「性欲処理の助手を務めてもらう」
「……ええッ!?」
そんな!
この理知的な、理性の塊のような叶さんが、性欲とか言う!?
抗う間もなく瑞樹は抱え上げられ、大きな大きなベッドに放られた。
「私が脱がせてやってもいいが?」
「や、イヤです。やめてください、やめて……」
有無を言わさず、誠の手のひらが瑞樹の作業着にかかった。
まるで荷物でも解くように、素早く服が脱がされていく。
「やだ。嫌だ。やめて、怖い。怖いぃーッ!」
「怖い?」
瑞樹の絶叫に、ようやく誠は手を止めた。
すでに瑞樹は、半裸にされていた。
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