「挿れるよ」 「あ、ちょっと、待っ！」 「残念。もう、待てそうもない」 　羞恥に身をよじる瑞に、誠はすっかり欲情していた。 「可愛いね、白川くん。それに、君の身体はとても綺麗だ」 　誠の先端が、瑞樹の内に潜り込んでゆく。 「んぁ、あ！　あ、あ、あぁ。っく、んあぁ！」 「怖くないから」 　穏やかで優しい響きを持つ誠の声は、瑞樹の恐怖を、痛みを、羞恥を不安を打ち消した。 「ほら、全部挿入った。痛くないか？」 「あ……、大丈夫、です……」 　その返事に安心し、誠は腰を使い始めた。 　ゆっくりと、抽挿を開始した。 （あ、あ、あ！　何これ？　何！？） 　誠が押し入るとナカが擦られ、声が抑えられない。 　抜かれると内壁が引き攣り、感情を抑えられない。 「んぁ、あぁん！　はぁ、はぁ、あぁはぁ、んんッ！」 「そうだ、白川くん。セックスは、怖くもないし、恥ずかしいことでもない」 　初めて見る瑞樹の痴態に、誠もどんどんヒートアップしていった。