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「……さん……兄さん、寝るにはまだ、早いだろ?」
「っっ! あ、あぁっ!」
ペニスを貫く衝撃に、歩樹は一気に覚醒した。
「動くと尿道に傷が付く。って、兄さんの方が詳しいか」
目の前には、愉しそうな楓の顔。
「止め……ろっ」
何をされているのかなんて、目にしなくても分かったけれど、それでも視線を移動させれば、脚を左右に大きく開かれソファーに拘束された自分のペニスが瞳に映り込む。
「兄さんさ、説得力ない。ベルトで打たれて半勃ちになって、今は完勃ちって……普通あり得ないだろ」
「……抜け」
羞恥に身体を震わせながら、鼻で笑う楓の顔を歩樹はキツく睨みつけた。
尿道ブジーは以前にも使用されていて……中を擦られる排泄感が愉悦に繋がることを身体はしっかり覚えてしまっている。
「了解。まだ半分も入ってないけど、兄さんがそう言うなら、一回抜いてあげるよ」
「んぅっ」
刹那、ズルリと金具が引き抜かれ、身体の芯を妙な疼きが走り抜けた。
「これ、兄さんの為に新しく取り寄せたんだ。膀胱まで届くんだって」
目の前で、ブラブラとそれを揺らされる。銀色のそれは以前使われたブジーよりさらに長さがあり、先端から五センチ程が緩やかなカーブを描いていた。
「傷つけないように上手く入れないと。動くなよ」
「や……ダメだっ、楓!」
尿道口へ再びそれを挿入され、歩樹は腰を引こうとするが、拘束された身体はほとんど動かすことができなくて。
「ローションたっぷり垂らしてあるから痛くはないはずだ。まあ、逃げようとしたんだから、少しくらい痛くてもいいけど」
「こんな、止せっ……んぅっ!」
抵抗虚しくペニスの先から金属が入り込んできて……歩樹は思わず出そうになった悲鳴をどうにか飲み込んだ。
「凄いな。どんどん入っていく」
「く……うぅ」
少しずつ、でも確実に中を犯されていく感触に、ブルリと身体が震えたけれど、痛みからくるものではない。
「ほら、だいぶ入った。気持ちいい?」
「……くない」
「嘘、こんなにして……なに言ってんだよ」
「うっ、あぅっ!」
ブジーを細かく左右に揺らされ愉悦に腰がビクリと跳ねる。更に、カリを指先で弾かれるけれど、勃ちあがったペニスが萎える気配はない。
「そろそろ、こっちも淋しいだろ」
「や、ぁっ」
指先で、後ろの孔をノックされ、必死に首を横へと振った。こんな状態で後孔にまで触れられたら、頭がおかしくなってしまう。
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