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第5話(※) 〜side.寛希〜

久しぶりに千早(ちはや)と風呂に入った。 髪も体も全部洗い終わって湯船に入る時は、千早が俺の脚の間におさまって背中を預けてくる。 俺はそれを後ろから抱きしめるスタイルが定番だった。 今日も当たり前のようにそうしてきた千早を愛おしいと思った。 2人きりの時はずっとくっついていたいタイプだから、風呂も一緒だしソファーでくつろぐ時も体のどこかは触れ合っている。 料理をするのも、茶碗を洗うのも、洗濯を干すのもいつも一緒だ。 時々チュッと触れるだけのキスをする。 それが俺たちの日常だった。 千早は続きをして欲しそうに俺の太ももを撫でたり、自分の胸に俺の手を持っていったりしたけど、俺は『後でな』と伝えた。 俺だって早く千早を抱きたかったけど、今日は俺たちの新しい記念日。 ベッドで丁寧に抱こうと思ってグッと堪えた。 風呂上がり。 体を拭いた後、裸のままの千早をお姫様抱っこしてベッドへ連れていく。 千早をベッドへおろしながら、そのまま覆いかぶさった。 「早く…///」 急かすように俺に抱きついて俺の下半身を撫で回す。 俺だってトロトロの千早を可愛がってやりたい。 首筋に唇を寄せながら、手探りで千早自身を探りあてた。 それに硬くなった俺自身を擦りつけたり、二本握り込んで扱いたりすると、千早の吐息が甘くなる。 「寛希、俺がする…///」 2人分を握った小さな手を動かしながらゆっくり脚を開くから、中指でそっと後ろの蕾を撫でた。 「んっ…あ……はぁん///」 入口の周りを丁寧にマッサージして、ほぐしてるだけなのに、千早のソコはヒクヒクして俺の指を誘う。 ツプリ…と指先を挿れると、待ちわびたように俺に絡みついた。 「可愛い、千早…」 微笑みかけると、ほんのり千早の頰が染まって、キュッと内壁が吸い付いてきた。 「…寛希がカッコよくなってて、3年前よりドキドキする…///」 その表情や言葉に俺の心臓が跳ねた。 千早の可愛さに磨きがかかってて、俺の方がどうにかなりそうだ。 早く繋がりたくて…でも無理だけはさせたくなくて、挿れる指を増やしながら、丁寧にかき混ぜるように拡げていく。 「痛くないか」 「うん…気持ちいい…///」 もっとして…と、千早が甘い瞳でねだった。

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