129 / 135
ちょっと強気な子羊ちゃん3話
本当に東雲をやり殺しそう……。でも、自分の下で可愛く感じる東雲を見ると止められないのだ。
「東雲可愛い」
腰を振りながらに言う。
「んんっ、、いくっ!!」
東雲は身体を大きく仰け反らせ、照哉が見ている前でイッたようで息が荒い。
でも、射精をしていないのでドライでイッたようだった。
「暁……エロい……」
照哉は東雲の額にキスをする。
「照哉……さんも……きて……」
東雲は照哉の首筋に両手を回して抱き着く。
「俺の……なか……だして……」
耳元で囁かれたドキッとした。その大胆な言葉により、照哉は東雲の中に出す事になる。
くそっ!!いつの間にかエロくなりやがってええ!!
照哉は心でシャウト。東雲が段々とエロくなっていく。それは誰の影響だろうか?
……自分だよな?と考えるとなんか嬉しくなる。
男を知らなかった東雲が自分の手により色気をまして、大胆な言葉さえ言えるようになっているのだから。
「いつの間に……そんなエロい言葉覚えて挑発出来るようになったんだよ?」
息を荒く東雲に言う。
「挑発……してません!」
東雲は照哉の首筋に両手を回したままで答える。
「してる……色気も出てきたし」
「色気は照哉さんの方がありますよ?今も凄く色っぽいです……それにいく時可愛い」
ふふっと笑う東雲。
「余裕じゃねーか」
照哉は笑うと「マジで減ったから風呂入って何か食おう?洗ってやるから」東雲から自分のを抜こうとする。
「まだ抜かないで」
「は?」
「まだこのまま……照哉さんが俺の中いるのって……凄く嬉しいから」
「ちょっ、おまっ!!」
組み敷かれた東雲は本当に色気があるというか妖艶というか……こんなに大胆な奴だったっけ?と照哉は思った。
「……んっ、また大きくなった……」
自分の中の照哉のモノがグッと形を変えたのを感じた。大きくなっている。
「お前がエロいからだろ?」
「だから、エロいのは照哉さんです」
東雲は照哉に抱き着いたまま、下で腰を動かす。
「こ、こら、大人しくしてろ!」
「いやです……照哉さんを感じたいから」
東雲はぎゅっと照哉を抱き込むと力を入れて身体を反転させ、照哉を組み敷いた。
「……嘘だろ?」
見事に上にきた東雲は身体を起こし「照哉さんは感じてるだけでいいですから」とゆっくり腰を動かす。
「あっ……」
ぎゅっと締め付けてくる。正直気持ち良くて目を閉じる。
ギシギシと音が聞こえる。自分が下になれば音がこんなにもうるさく聞こえるのか……と思う。
会長に抱かれてる時も確かにギシギシと音がうるさかった。
病院のベッド……それがセックスを体験するのが初めてだった場所。
痛かったのを思い出す。
痛くて恥ずかしくて……でも、自分の上で腰を振る男にしがみついた。
「照哉……可愛いな」
耳元で囁かれた。
◆◆◆
シンジは逃げるようにコンビニに来ていた。
男にいかされてしまった。
それを考えると頭が爆発しそうだ。
自分でやる自慰行為より……感じたとか口に出して言えない。
女の子との経験はシンジにはない。だから、比べようにも知識と経験と記憶はないので何とも言えないのだけど、ぶっちゃけ気持ち良かった。
「ふおおお!!」
意味の無い雄叫びをコンビニでするハメになってしまったのだった。
ともだちにシェアしよう!