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ちょっと強気な子羊ちゃん7話
指を入れたそこは温かくてヌルヌルしていて……そして、締め付けてくる。
「あっ、あっ、」
指を動かすと照哉が色気タップリに喘いでくれて、興奮してしまう。
ここに指やモノを挿れられるのが気持ち良いと照哉が教えてくれた。
そんなデカいモノ挿るわけがないと思っていたけれど、ちゃんと解せば挿るし、気持ち良い。
それはちゃんと照哉が気持ち良くなるように丁寧にしてくれるからだ。
好きな人に抱かれるってこんなにも気持ち良くて幸せなのかと思う。
だから、照哉にも同じように気持ち良くなって貰いたい。彼がやってくれるようにやれば気持ち良くなるはずだ。
思い出しながら行為を続ける。
◆◆◆
「なんだよ、立場逆転してんなあ」
会長は画面を覗く。
さっきまでイチャイチャと2人セックスを飽きる事無くやっていて、照哉が主導権握っていたのに。
「東雲がやるのかよ?」
口の端を上げて笑う。
「そこは俺のなんだけどなあ……」
どいつも、こいつとも、人のモノに無断で手を出す。
「薫ちゃん!照哉くんは薫ちゃんのじゃないでしょ?東雲くんのモノだよ」
灯に生意気な口をきかれて「違うよ、照哉は俺んだ……こいつもな」と画面に映る東雲を指の関節で叩く。
「もう!なにそれ?まるでジャイアンじゃん!」
「はは、それは違うな」
会長は灯の顔を撫でると「あれの本当の意味は違うだろ?お前が失くしたモノでも自分のモノのように探すって意味だろ?」と笑う。
「俺は本当に、俺のモノは俺のモノだし、照哉も俺のだ、照哉が好きな東雲も俺のモノ」
「どこの王様?」
「さあ?まあ、死ぬまで好き勝手に生きるよ」
「憎まれっ子世に憚るっていうから長生きしそうだね」
「灯は減らず口たたくよな?」
「もう、慣れてるもん」
「そうだな」
会長は灯を引き寄せると自分の上に跨らせる。
「もう!薫ちゃんの絶倫!」
「お前もある意味絶倫だろーが?なんだかんだで楽しんでる」
また、やるのかと怒る灯にニヤニヤして答える。
「ば、ばか!薫ちゃんが無理矢理」
「お前、無理矢理好きだもんな……このドM」
「ど、ドMじゃないもん!」
「おら、腰振れよ」
手を灯の後ろに回し、尻をバシンと叩く。
「薫ちゃんの変態!ばか!」
泣き言いいながらも灯は腰を動かすのだった。
照哉め……帰ったらお仕置きだな。東雲も。
画面を見つめながらどう可愛がろうか?と考えていた。
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