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純情な感情
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「ちゅうされた…」
待機中のモモとユナの元へフラフラと行き、告白した。
キラリと目が輝くモモ。
「ちょ、誰?誰から?」
「ユウヤさん」
「キャー、やるわね!もう、何で呼んでくれなかったのよ!」
モモは興奮気味に叫ぶ。
「幸太、舌ハ入レラレタノカ?」
ユナは冷静に聞く。
「下?えっ?下?ちゅう、チュウだけだよ、俺、初めては東雲さんって心に誓ってるし、そんな、」
「落チ着ケ、チンコジャナイ。」
ユナはテンパる幸太の肩を叩く。
「えっ?えっ?」
「ベロチューダ」
「えっ?あっ」
幸太はようやく理解したようだ。
「気持ち良かった?」
と今度はモモから質問される。
その質問に幸太はユウヤのキスを思い出して顔が赤くなる。
「正直だね幸太。ユウヤさんって会長に仕込まれてるから上手そうだもんね」
「ソウダナ、ディープキス上手クナレバ、東雲、落トセルンジャナイカ?」
「え?」
ユナの言葉に幸太は真顔になる。
「そうね、幸太が東雲を押し倒して、嫌がる東雲にディープキスして、初めは嫌がる東雲がディープキスの上手さに夢中になりだし、幸太に腕を回す…っていう」
モモの妄想に幸太は目を輝かせる。
例えば…
事務所で1人仕事する東雲を後ろから抱き締め、
「幸太?」
と振り向く東雲にキス。
驚いて、自分をはねのけようとする東雲を押さえつけ、またキス…
嫌がる手を押さえ、机に押し倒して、東雲の舌に自分の舌を絡めてディープキス。
「…ん、い…や…」
抵抗する東雲に体重をかけ、もっと深くキスを繰り返す。
くちゅ、くちゅ、と舌を絡めると、東雲が自らも舌を絡めてきた。
「こう…た…、もっと」
唇を離す度に東雲がキスをねだる。
幸太はねだる東雲にキスを何度も落とし、そして…
「こうた…したい。幸太の…ほしい」
と興奮しておねだりする東雲。
「っていうのどう?」
モモの妄想プレイストーリーに幸太は、
「やばい、めっちゃやばい!トイレ行ってくる」
とトイレに走って行った。
「やーん~東雲おかずに抜くんだね幸太、ハアハアきちゃう」
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ベッドで横向きに熟睡している東雲を仰向けにする。
手を伸ばし、東雲が着ているパジャマのボタンを外すと露わになる肌。
まだ残るキスマークを舌で舐める。
「ん…」
ピクリと反応を示し、息を漏らす東雲。
その唇にキスをしようと顔を近づけると、
「会長、人が風呂入ってる間に何やってるんですか」
真後ろから照哉の声。
チッ、と会長は舌打ちをして振り返る。
まだ濡れている髪をタオルで吹きながら立っている照哉と向かい合わせに立つと、
「お前まだ東雲抱いてねえだろ?」
そう言って会長はニヤリと笑う。
「そうですけど、何か問題でも?」
ニヤリと笑う会長に顔色一つ変えずに照哉は答える。
「俺が初モノを食うのが好きなの知ってるだろ?」
「ええ、良く知ってますよ。特に東雲みたいなの好物でしょ?」
「そうだ。東雲なら興奮させてくれるだろうからな」
「無理やりレイプ好きですもんね会長。」
「好きだな…泣き叫ぶのを無理やりってゾクゾクくるぜ」
会長は照哉に近付くと彼の頭に手を回し、濡れた髪を力強く引っ張り、顔を上に向けさせる。
会長は照哉の顎の下から胸元までを舌を這わせ舐めていく。
「面白くねえなあ照哉、声くらい出せよ」
顔一つ変えず、声も出さない照哉に舌打ちをする。
「あなたの性癖知ってますからね、ドS会長」
照哉は微笑むが目は笑っていない。
凄く冷たい目。
「泣かれるのも好きだけど、お前みたいに強情な奴をヤルのも好きなんだよな」
会長はそう言うと照哉をその場に押し倒した。
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