46 / 135

鬼畜会長と子羊ちゃん 2話

****** 「お前は俺の言う事聞かねえから無理やりするしかねーな」 ニヤリと笑う会長。 「毎回無理やりじゃないですか?今更?」 照哉はプイッと横を向く。 「まあな、その強情な態度に余計ムラムラ来るんだよ照哉。お前がよがっておねだりしてくれば欲情はしねーのによ、本当ドM野郎だ」 会長は照哉に手を伸ばし、仰向けにし彼の顎を掴むと唇を押し付け舌を照哉の口に無理矢理押し込み、彼の舌に絡ませる。 容赦なく絡んでくる舌。くちゅくちゅと舌が絡む音が耳に届く。 唾液も照哉の口内へ流れてくる。 嫌でも唾液を飲まされてしまう。 唇が離れ、照哉の口内へ会長の指2本が押し込まれ「舐めろ」と命令された。 仕方なく指を吸ったり、舐めたりを繰り返すと指は口から抜かれ、会長の指は照哉の唾液で濡れている。 「脚、広げろ!気持ち良くしてやるから」 くそ!!誰が広げるかよ!と照哉はプイと横を向くがそれを許さないのが会長だ。 もう片方の手が照哉の片脚を掴み、広げさせた。 唾液で濡れた指がアナルへと伸び、無理矢理ねじ込まれる。 んっ!! 声が出そうになるのを耐える照哉。 指は容赦なく奥へと押し込まれ、中でクネクネと動く。 そして、喘ぎ声なんて出すはずもない照哉の中をかき混ぜる。 やがて、指の動きが出し入れされるように動く。  早く終われ!!と照哉は思いながらされるがまま……。いつかは終わる行為。相手が満足するまでは終わらない行為。 中をかき混ぜられても照哉は声を出さない。 声なんて聴かせてやらない。それじゃまるで喜んでいるように感じられると腹が立つから。 「乱暴な方が好きだったよな照哉……解さなくてもいいな」 会長は指をアナルから抜くと照哉の両脚を持ち、広げた。 指でいじられたアナルへ会長の勃起した陰茎がぐっ!!と押し込まれる。 ギチギチとアナルが裂けそうな感覚。ちゃんとほぐされていないから、痛みを感じる。 でも、痛いとか言うと自分を犯している男は喜ぶ。もっと鳴けと激しくされるのだ。 我慢して行為が終わるのを待つしかない。 全て入ると照哉の腰を掴み、身体を揺すり始めた。ゆっくりだった動きが次第に早くなる。 腰を激しく振る男を冷めた目を見る照哉。 それと同時にトントンッ、とドアがノックされた。 ノックしてくる人間は1人しかいない。 ビクっ、と身体が震えた。もちろんそれを会長が見逃す筈もなく、 「いきなり締め付けてきたなドM野郎」 ニヤリと笑う。 「す、すみません会長、起きてます?」 やはり東雲の声がドアの向こうから聞こえてきた。 ドクンッと照哉の心臓が早く動き出す。 「照哉、いい顔してんなあ。そそられるぜ」 東雲の声が聞こえた瞬間に無表情だった照哉の顔が変わった。動揺した表情。 その表情も会長は好物だ。 興奮し、会長は動きを激しくする 「や、めて…くださ」 やっと、小さい声で反抗する。  「聞こえねーな?もっとデカい声で言えよ、そしたら東雲が助けに飛び込んでくるかもな」 有利に立つ会長はニヤニヤしながら照哉を見下ろす。 「俺にどうしろと?」 照哉の言葉に、「そうだな、騎乗位で動いてもらおうか?」とムカつくくらいに良い顔をしている。嬉しそうな顔。 くそ!!コイツを喜ばせている。 チッ、と舌打ちをする照哉。 「こんな状況でも舌打ちか照哉?本当、可愛くねーな」 会長はそう言うと照哉の身体を掴み、彼を起こした。座った体位。 「おら、両手を俺の首筋に回せ」 命令をして、照哉に両手を回させる。 それはまるで合意で抱かれているかのように見える。 もし、東雲がドアを開けると合意の上でのセックスかと思ってしまうかも知れない。 「動け」 会長に命令され照哉は上下に動く。 「もっとだ」 会長は照哉の背中へ両手を持っていくと抱き締めたままに激しく動かした。 寝ていた時よりも奥に陰茎が挿ってくる。 身体を抱き締められたままに動かされ照哉の意志とは関係なく刺激され、感じたくないのに奥の感じる箇所を何度も突かれて出したくもない声が漏れる。 「んっ……」 激しさに声が漏れる照哉に、 「もっと可愛く鳴けよ。そしたらドアは開けない」 会長の命令に照哉は首筋にしがみつくと、艶っぽい声を彼の耳元で吐いた。

ともだちにシェアしよう!