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鬼畜会長と子羊ちゃん 3話
「本当、素直じゃねーなお前は。初めからそうやって素直に鳴けばいいんだよ」
なんかムカつく上から目線な台詞。まるで、俺が正しい。俺の言う事を聞いていればいい。みたいな言い方。
会長の両腕は照哉を力強く抱き締め、腰を上下に動かし、照哉を突き上げる。
ガンガン下から突かれ照哉は会長の背中に爪をたてた。
悪あがき。
悔しいから悪あがき。
結局は嫌いな奴の言いなりになっている。
無理やりのセックスに誰が感じるんだよ!
よがり声なんて上げれる程、変態じゃない。
「会長?居ないんですか?」
東雲の声がまた、聞こえてきて気が気では無い。
「締め付けてくれてんじゃねーか照哉。おら、もっと動け」
動揺が下半身に出ているのだろうか?会長の息が上がっている。気持ち良さそうなのだ。
悔しいが感じさせている。でも、感じて射精させた方が早く終わる。
だから、命令にイラつきながら照哉は上下に動いたり、前後に動いたりしていかせようとする。
◆◆◆◆◆◆
うーん?反応なし?
靴はあったのになあ。
寝てるのかなあ?
東雲はドアの前で考え込む。
照哉さんどこ行ったのかなあ?熱まだ下がってないはずなのに。
携帯はベッドにあったし。
あっ、もしかして屋上とか?
東雲は玄関へと急いだ。
「静かになったな」
会長は照哉の耳元で囁く。
ドアから離れてくれたのなら良いけど。
そんな照哉の心情を読み取とるのが会長だ。
照哉の尻に両手を持って行くと彼を抱えたまま、ベッドを降りた。
その行動に照哉は驚く。
「やっ、」
嫌だと騒ぎたいが、もし、向こうに聞こえたら?そう思って声に出せない。
ドアの前まで連れて行かれて、降ろされた。
いったん、陰茎は抜かれて、素早く照哉の身体を反転させ、ドアの方を向かせる。
この後、何をされるかなんて想像つく。
「やめ!!」
逃げようとする照哉はバックで挿入された。
「や、いやです、離して」
「うるせえ、声出すとバレんじゃね?」
耳元で囁かれる。興奮した息も荒いのが分かる。
挿入すると直ぐに腰を振る会長。
会長の動きは激しく、ドアの向こうに東雲がいたら…………そう思うと逃げたくなる。
「照哉、おねだりしたら止めてやるよ言えよ」
また、コイツは優越感に浸っている……腹が立つ。
そんな事言いたくないし!
「じゃあ、ドア開けて東雲に見せてやれよ俺に犯されてる姿」
あーっ、変態野郎ムカつく!
ドアを開けられるのは嫌だ。
「もっと………て、くださ」
言いたくない事を言わされるのは何でこんなにムカつくんだろうか?
「もっとなんだよ?」
「奥まで突いてください」
言いたくないおねだり。
あーっ、もう絶対にいつか殺す!
そう心で文句を言う。
「言えるじゃねーか?じゃあ、鳴けよ」
耳元で囁く声は勝ち誇っているようで照哉の苛立ちが増していく。
「可愛い声で鳴けよ?突いてやるから」
その言葉通り、ガンッと奥まで突かれ照哉は、 声を出す。
「あっ、会長…んっ、はやく…イッけ!!」
早くイけよ変態野郎!
「照哉が先にイけよ」
会長は後ろから突き上げながら照哉の陰茎を両手で擦る。
途端に身体全体が快楽で震えだす。
「や、それ…やだ」
イきたくない。
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