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最強鬼畜会長 5話

シーツをギュッと握り、襲ってくる快楽を必死に耐える。 「さっさと入れろよ」 このままだとおかしくなる…照哉はそう思い行為を早く終わらせたい。 それに何時もならとっくに挿入されてる。 なのに今日はやたらと焦らして、弄ばれているような感じ。 愛撫だけで下半身にはまだ触れて来ない。 会長のペニスもギンギンにそそり立っているのに。 「もう欲しいのか?やっぱり今日の照哉は素直で可愛い」 会長はそう言いながら首筋に吸いつく。 「あっ……んっ、ちげー……し、アンタに早くイッて貰いたいだけっ、とっとと終わらせろよ」 感じている自分を否定するように叫ぶ。 会長は照哉の言葉を無視し、愛撫だけを続ける。 舐めたり吸われたりだけでも、いきそうで、耐えるなきゃ、コイツを喜ばせるだけと身体に言い聞かせる。 ちゅ、ちゅ、と愛撫の音だけが響く。 「きいてんのかよ、てめえ」 悪態をつく照哉の耳元に唇が押し付けられ、じわりじわりと舐められる。 「や、」 ビクッと身体が跳ねた。 「年上にてめえはないよな照哉」 舌を耳に入れながら聞こえてくる会長の声。 「てめえの他に呼び方ねえじゃん」 「……薫。前はそう呼んでただろ?くそ生意気なガキだった頃」 「知らねえ」 「薫って呼ばなきゃ下は弄んねえぞ?もう欲しいんだろ?ガマン汁でシーツも俺の足もベタベタしてんぞ?触って欲しいなら薫と呼べ」 言われいる間も愛撫は続く。 「なんで?やりたいのはてめえじゃん」 「ちげーだろお前が俺を欲しいんだよ。言っただろ?俺が欲しくなる頃に抱きに来るって」 何言ってんだコイツ?都合の言い事ばかり… 「まあな、素直じゃねえのが照哉だからな。もっと素直になれよ。東雲は素直でいいよな。ちゃんと気持ちを言う……乱暴にされたい。お前ら2人ともドMだな」 ビクッとした。 やっぱり見てやがったな! 「変態野郎」 「うるせえドM。お前には俺みたいなドSの方がいいんだよ、たっぷり虐めてやるよ、」 会長はベッドの側から飲み物を取り、口に含むと照哉に口移しで飲ませた。 長くされると思ったキスも直ぐに離れた。 「なんだ?その残念そうな顔は?もっとキスして欲しいなら東雲みたいに素直に全部言葉にしろよ」 見下ろしている会長はニヤニヤと笑っていて腹が立つ。 ぷいと横を向くと、そこにキスされた。 「あっ……」 照哉の声が出ると舌がゆっくりと這っていく感触にゾクゾクした。  「んっ、…はあっ……っ」 息が上がってきて身体が熱い。 「んっ、あつい…」 身体をくねらせて、冷たい場所を求める。 「照哉、逃げるな」 ベッドから降りようとする身体を捕まえられ、シーツの上に戻される。 うつぶせ寝になり、起き上がろとすると背中に舌の感触を感じた瞬間に一気に下まで舐め下ろされた。 「ああっん」 一気に身体中に電流がきたみたいに、身体が仰け反る。 次に唇が押し付けられ背中を埋め尽くすようにたくさんのキス。 どうしてか腕で身体を支えきれなくて、そのままうつぶせ寝になる照哉。 キスの度に息が荒くなる。 やがて舌がお尻の割れ目にきてピクンと身体が反応する。 指先を何本も感じ、割れ目を開かれた。 「照哉、ここもビチョビチョでエロいぜ?弄って欲しいなら薫って呼べ」 「……やれよ、とっとと……」 荒く息を吐き、照哉は悪態をつくが、感じたように頬を紅潮させている。 「呼べよ欲しいんだろ?」 「うるせえよ」 「じゃあ今日はこのまま1人で悶えてろ」 会長は愛撫を止める。 「なに言って……んだよ、やれよ」 照哉は会長に視線を向けた。 「じゃあ呼べよ簡単だろ?」 会長は照哉の頭を撫で、何時もの変態じみた笑いじゃなくて、 優しい微笑みだった。 初めて会った時に『照哉は頑張り屋だな』頭を撫でて微笑んだ若い時のコイツ。でも、 『子供扱いすんな薫』って手を払って怒ったんだっけ。 「薫………気持ちよくしろよ、身体貸してやってんだから」 その言葉に、  「本当、可愛くねえのなお前」 会長はニヤリと何時もの顔で笑った。 ド変態鬼畜野郎!! 

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