92 / 135

最強鬼畜会長 12話

「ゴホッ、」 口内に一気に流れ込んだせいで照哉は咽せる。 「ここでしばらく楽しもうぜ」 会長は照哉の頭を撫でた。 ******* 頭がボーっとしている。 照哉はベッドの上、だるさで起きられずにいた。 身体がもの凄く怠い。 そんなに激しくしたかな?なんて考える。 誰かを抱いたというより抱かれたような感覚。 もちろん照哉には会長に無茶に抱かれた記憶は無い。 「照哉さん起きてます?」 東雲が部屋に来た。 「起きてるよ」 笑顔で答える。 「食事作りますよ」 東雲は既に服を着ており何だかガッカリな照哉。 「うん。」 「じゃあ、何食べたいですか?」 「なあ、もうちょい側に来いよ」 手招きをする照哉。  東雲が側に来ると腕を掴んで抱き寄せた。 照哉の上に倒れ込む東雲。 「東雲が食べたい」 「て、照哉さん」 照れる東雲に照哉は軽くキスをする。 「しょ、食事作ってきます」 身体を許し合った仲なのに東雲は耳まで真っ赤で可愛い。 「うん。それまで寝ていい?まだ眠い」 「はい」 東雲はニコッと笑って出て行った。 それにしても、何で身体がこんなに怠いのだろう? 寝返りを打ち、ドアに背を向けると目を閉じた。 身体が重いせいか、まだ眠い。 しばらくするとドアが開く音がしたて誰かが近付いてくる気配。  もう食事出来たのかな?なんて思ったけど目が開かない。  シーツ越しに身体に触れる手。 その手はシーツを捲り中へ入ってきた。 指先はお尻の割れ目を迷う事なく触り、指先を滑らせて後ろの穴へ。 ズプンッと侵入してきた指。  この指の太さや動きを照哉は知っている。 目を開けて顔だけをそちらに向けた。  「流石に目を覚ますな」 ニヤニヤ笑う会長が居た。 「何して…ンッ」 口を手で塞がれ、その後、唇を離して「声出すと東雲に聞こえるぞ」と囁く。 会長の指はもう1本侵入してきて、奧まで突っ込まれた。  ンッ、  身体がビクンと動く。  指先は照哉の気持ち良い部分を知っていて、どう動けば悦ぶかを知り尽くしている。 ンッンッ、  口を塞がれたまま、弄られ荒い息が指の隙間から漏れる。

ともだちにシェアしよう!