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最強鬼畜会長 12話
「ゴホッ、」
口内に一気に流れ込んだせいで照哉は咽せる。
「ここでしばらく楽しもうぜ」
会長は照哉の頭を撫でた。
*******
頭がボーっとしている。
照哉はベッドの上、だるさで起きられずにいた。
身体がもの凄く怠い。
そんなに激しくしたかな?なんて考える。
誰かを抱いたというより抱かれたような感覚。 もちろん照哉には会長に無茶に抱かれた記憶は無い。
「照哉さん起きてます?」
東雲が部屋に来た。
「起きてるよ」
笑顔で答える。
「食事作りますよ」
東雲は既に服を着ており何だかガッカリな照哉。
「うん。」
「じゃあ、何食べたいですか?」
「なあ、もうちょい側に来いよ」
手招きをする照哉。
東雲が側に来ると腕を掴んで抱き寄せた。
照哉の上に倒れ込む東雲。
「東雲が食べたい」
「て、照哉さん」
照れる東雲に照哉は軽くキスをする。
「しょ、食事作ってきます」
身体を許し合った仲なのに東雲は耳まで真っ赤で可愛い。
「うん。それまで寝ていい?まだ眠い」
「はい」
東雲はニコッと笑って出て行った。
それにしても、何で身体がこんなに怠いのだろう?
寝返りを打ち、ドアに背を向けると目を閉じた。
身体が重いせいか、まだ眠い。
しばらくするとドアが開く音がしたて誰かが近付いてくる気配。
もう食事出来たのかな?なんて思ったけど目が開かない。
シーツ越しに身体に触れる手。
その手はシーツを捲り中へ入ってきた。
指先はお尻の割れ目を迷う事なく触り、指先を滑らせて後ろの穴へ。
ズプンッと侵入してきた指。
この指の太さや動きを照哉は知っている。
目を開けて顔だけをそちらに向けた。
「流石に目を覚ますな」
ニヤニヤ笑う会長が居た。
「何して…ンッ」
口を手で塞がれ、その後、唇を離して「声出すと東雲に聞こえるぞ」と囁く。
会長の指はもう1本侵入してきて、奧まで突っ込まれた。
ンッ、
身体がビクンと動く。
指先は照哉の気持ち良い部分を知っていて、どう動けば悦ぶかを知り尽くしている。
ンッンッ、
口を塞がれたまま、弄られ荒い息が指の隙間から漏れる。
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