｢んっ、んんっ」 照哉はなんとか会長から逃れようと身体をくねらせてみるが、指は執拗に奧を攻め、力が入らない。  ぐちゅり、ぐちゅ、ぐちゅ、 と挿入された指が激しく出し入れされ、  ｢んっーっ」 身体がビクンッと激しく反応した。  会長に塞がれた口から吐息が漏れて、  ｢イッたな照哉」 耳元で囁かれた。  手が離れると、 ｢死ね、変態野郎」睨みつける。 ｢そうだな、照哉はこうじゃなくちゃ」 会長はニヤリと笑い返す。 ｢シーツがベトベトになったな。」 照哉の精液で汚れたシーツをはぎ取り、シーツの下から現れた彼の全裸をニヤニヤしながら見ている。 ｢服持ってこいよ変態野郎」 ｢嫌だね。お前は全裸が一番似合う」 ｢変態っ！」 照哉はそう吐き捨てると起き上がりベッドを降りるが、ガクンッと膝から崩れるように会長の方へ倒れ込む。  抱き留められ、ムッとする照哉。  離れようにも下半身が怠すぎる。  力が入らない。  ｢お姫様抱っこしてやろうか？」 ｢ざけんな、自力で歩く」 悪態つくも、アッサリと抱き上げられた。  ドアに向かわれ、 ｢待て、このまま出るな」 とストップをかける。 外には東雲がいる。素っ裸で会長に抱かれたまま外に出たら、バレてしまう。 ｢なんでだ？」 分かっているが、わざと聞かれた。  ｢分かってんのに聞くなよクソッタレ！」 ｢キスしてくれたら止まってやるよ」 ニヤリと笑う。  ｢死ね」 睨む照哉に会長は笑うと歩き出す。  ちっ、 と舌打ちをし、会長に腕を回し唇を押し付けた。  くちゅ、 唇が重なると直ぐに会長の舌が絡んでくる。  くちゅ、くちゅ… 唾液が絡む音が暫く部屋内に響き、やがて音が止んだ。 ｢照哉…」 会長はニヤリと笑うとドアを勢い良く開けた。 照哉は驚き、一瞬声を失うが、  ｢東雲なら買い物だよ。俺がいかせた」 驚いた顔の照哉にニヤリと笑う。 ｢マジでムカつくんだよ変態！降ろせよクソッタレ！」 暴れ出す。  ｢や～だね」 そのまま風呂場へと連れて行かれてしまった。 ｢洗ってやるよ」 そう言って照哉を湯船に落とす。  ザップンと水音と共にお湯と泡がバスタブから溢れた。 泡風呂に落とされた照哉は頭に泡をつけたままに文句言いたそうに起き上がる。  会長は服を全て脱ぎ、照哉の髪にシャンプーを始める。 ｢あー、もううぜえ、さわんなっ」 触られたくないと暴れる照哉を押さえつけながらに会長は洗っていく。  ｢昔な、キタネー猫拾ったんだよ」 ｢あ？」 脈絡がない話にイラついたような返事をする。  ｢で、風呂場で洗ってやったら、今のお前みたいにさ暴れるわ、噛みつくわ、凄かった」 ｢何が言いたい」 ｢ほらな、今みたいに噛みついてくるんだよ、ちいせえ猫のくせに」 会長はシャワー全開で照哉にかける。  ｢ちょー、てめ、目に泡入るだろうがーっ」 ｢まさにシャーシャー威嚇する猫だな」 会長は笑いながら照哉の髪を洗い終える。 ｢身体も洗ってやるよ」 ｢結構だよ、変態野郎！どうせ変な所ばっか集中して洗うんだろ」 抱き上げようとする会長の手を払いのけるが、 ガシッと掴まえられてしまった。  ｢じゃあ、リクエスト通りに集中して洗ってやるよ」 ｢ざけんなっ」 暴れてみるが力が入らない。  会長と共にその場に座り込み、手にボディソープをつけた手で身体中を洗われていく。 前抱っこしているので胸から順に泡を立てた。 乳首を摘み指先でグリグリといじる。  ｢っ……余計な事してねーで、サッサと洗え」 ｢はいはい」 会長は手を照哉の下半身へ。  彼の陰茎を掴むと両手でしごいてくる。  ｢照哉、触って欲しかったんだろ」 ｢いっぺん、死んでこいよクソッタレ！」 ｢一緒に昇天しようぜ？」 陰茎を掴んでいた手はアナルへと滑っていく。